石井 順也|シニアアナリスト

所属:国際部
研究・専門分野:東南アジア、南アジア

【略歴】

東京大学(法学部)卒業、スタンフォード大学院修了(国際政治経済学修士)。弁護士資格所有。
外務省(アジア大洋州局、在米国大使館、内閣官房、北米局に勤務)、クリフォード・チャンス法律事務所、アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て、2015年から現職。『NewsPicks』プロピッカー

【著書・論文等】 (当社での活動は「メディア活動情報」を参照)

• "Indo-Pacific Diplomacy, the Quad and Beyond: Democratic Coalition in the Era of U.S.–China Global Competition"(『From Trump to Biden and Beyond』(共著)2021年)

• "Japan Chapter"(『The Mergers & Acquisitions Review, Eighth Edition』(共著)、2014年)

メディア活動情報

2025年3月19日(水)

一般社団法人企業研究会主催『経営戦略担当幹部交流会議』にて、当社シニアアナリストの石井順也が講演しました。

◆「地政学リスクを踏まえた経営判断のあり方」

2025年3月17日(月)

オンライン経済メディア『NewsPicks』に、プロピッカーとして当社シニアアナリスト 石井 順也のコメントが先週8本掲載されました。

2025年3月13日(木)

一般社団法人企業研究会主催『これからの経営監査を考える会』にて、長谷川俊明弁護士との対談形式で当社シニアアナリストの石井順也が講演しました。

◆「地政学リスクと海外子会社の監査実務」

2025年3月11日(火)

オンライン経済メディア『NewsPicks』のプロピッカーに当社シニアアナリスト 石井 順也が就任しました。

2025年1月15日(水)

株式会社ユーザベース主催「スピーダセミナー」で、当社シニアアナリスト 石井 順也が講演しました。

◆「2025年 経営の論点~地政学の捉え方~」

サイト内記事

2024年11月11日

コラム

20周年記念コラム【#11】アジア新興国の20年~グローバル化と地政学の時代の中で

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アジア新興国の20年について、個人的な経験を交えて、私なりに思うところを述べたいと思います。まず東南アジアについて述べますと、25年くらい前に、私は初めてこの地域と仕事で関わりました。1999年に外務省に入り、ASEAN担当課に配属されたときです。当時はアジア通貨危機の影響がまだ残っていた頃です。グローバル資本に攻撃をかけられて混乱に陥っ...

2024年9月2日

コラム

わたしたちの日常【#9】映画『グラン・トリノ』に見る米国の中のアジア

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クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた映画『グラン・トリノ』(2008年公開)は、同氏の代表作の一つで、ご覧になった方も多いと思います。主人公は、デトロイトにあるフォードの自動車工場で働いていたポーランド系米国人。従軍経験のある精悍な老人ですが、妻に先立たれ、子どもとも離れて独り身に。愛車のグラン・トリノと愛犬を心の支えに、数少ない...

2024年8月21日

コラム

わたしたちの日常【#8】インド映画とナショナリズム~『RRR』、『バーフバリ』、『ラガーン』

わたしたちの日常【#8】インド映画とナショナリズム~『RRR』、『バーフバリ』、『ラガーン』

インド映画『RRR』が2022年に世界中で大ヒットしました。ご覧になった方も多いかと思います。私も公開後すぐに映画館に見に行き、大いに楽しみました。超高速ダンス「ナートゥ・ナートゥ」がアカデミー賞歌曲賞を獲りましたが、あの場面は、ロシアがウクライナに侵攻する前にキーウで撮影したと聞いて驚いたものです。

2024年8月7日

コラム

20周年記念コラム【#6】情報の戦国時代~20年で変わったもの、変わらないもの

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インドネシアでは2月に大統領選が行われましたが、出馬したプラボウォ・スビアント国防相がソーシャルメディア上で軽快なダンスを披露し、ディズニーアニメのような自身のAIイメージキャラクターを駆使したことが話題を呼びました。スハルト権威主義体制下でエリート軍人だったプラボウォ氏のイメージは、「強い」「怖い」というものだったのですが、驚くべきこと...

2024年6月24日

調査レポート

インド総選挙~モディ政権3期目の展望

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2024年6月4日、インド総選挙の開票が行われた。与党連合は過半数の議席を確保したが、最大与党・インド人民党(BJP)は大幅に議席を減らし、モディ首相を首相候補に立てた2014年以降の選挙で初めて単独過半数を下回った。BJPの議席減少の主な要因は、雇用不足とインフレに対する有権者の不満にあったと考えられる。 6月9日、第3次モディ政権が...

2024年4月18日

調査レポート

ベトナムの政治経済情勢:トゥオン国家主席の辞任

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2024年3月、ベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席がベトナム共産党の規則違反を理由に突然辞任した。トゥオン氏の前任であるグエン・スアン・フック元国家主席も2023年1月に多数の政府高官が汚職に関わった責任を取って辞任しており、国家元首が2年連続で辞任する異例の事態となった。トゥオン氏が勤務した地方省市の幹部が収賄の容疑で相次ぎ逮捕され...

2023年5月16日

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インドネシアの政治経済情勢:2024年大統領選に向けた動きが活発化

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インドネシアでは2024年2月14日に大統領選と総選挙が予定されているが、ガンジャル中部ジャワ州知事、プラボウォ国防相、アニス前ジャカルタ特別州知事の3人が主要な大統領候補となっている。ガンジャル知事は各種世論調査では次期大統領候補としての支持率で首位を独走していたが、2023年4月に発表された世論調査結果では支持率を落とし、プラボウォ国...

2023年3月22日

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インドの政治経済情勢:北東部3州での議会選挙、モディ3期目への道

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インドでは、2023年2月に北東部の3州(トリプラ州、メガラヤ州、ナガランド州)で議会選挙が行われ、連邦与党であるインド人民党(BJP)が予想を上回る好成績を収めた。BJPは2022年に行われた州議会選挙でも、最大州のウッタル・プラデシュ州をはじめとする主要州で勝利している。2024年に連邦下院選挙が予定されているが、BJPが勝利し、モデ...

2023年2月7日

調査レポート

ベトナムの政治経済情勢:フック国家主席の辞任

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ベトナムでは、2023年1月、グエン・スアン・フック国家主席が突然辞任し、ファム・ビン・ミン筆頭副首相とブー・ドゥク・ダム副首相も解任された。新型コロナウイルス対策に関する汚職事件が相次いだことで管理責任を問われたとされているが、権力闘争の一環との見方もある。行政の効率性が低下する可能性があるが、ファム・ミン・チン首相率いる政府の経済開発...

2022年12月23日

調査レポート

マレーシアの政治経済情勢:アンワル新政権の発足

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マレーシアでは、11月19日に総選挙(連邦議会の下院選)が行われ、アンワル・イブラヒム元副首相が率いる希望連盟(PH)が最多議席を獲得したが、過半数を獲ることができなかった。PHは第3位の政党連合である国民戦線(BN)およびサラワク州とサバ州の政党連合と連携し、24日、アンワル氏が首相に就任した。