本間 隆行|経済部 担当部長 チーフエコノミスト

所属:経済部
研究・専門分野:マクロ経済、コモディティ

【略歴】

明治大学(政治経済学部)卒業。国内外先物市場で商品先物取引に従事。
2009年より2014年まで住友商事に在籍。
2014年、住友商事グローバルリサーチ入社。

メディア活動情報

2024年11月19日(火)

『週刊金融財政事情』2024年11月19日号に、当社チーフエコノミスト 本間 隆行が寄稿しました。

◆P.55 TREND 「商品市場 トランプ氏再選が及ぼす国際商品市況への影響」

2024年11月14日(木)

『日本経済新聞』に、当社チーフエコノミスト 本間 隆行のコメントが掲載されました。

◆11面 「ニッケル、目立つ独歩安 EV向け需要振るわず 中国の不動産不況も重荷」

2024年11月6日(水)

『日刊工業新聞』に、当社チーフエコノミスト 本間 隆行のコメントが掲載されました。

◆21面 「非鉄金属、取引に濃淡 修正局面、需給見極め」

2024年11月2日(土)

『日本経済新聞』に、当社チーフエコノミスト 本間 隆行のコメントが掲載されました。

◆19面 「ニッケル、10%下落、10月 EV向け需要、期待後退」

2024年10月30日(水)

『日本経済新聞(電子版)』に、当社チーフエコノミスト 本間 隆行のコメントが掲載されました。

◆「EV向けメタルにヘッジ需要 リチウム先物取引7倍に拡大」

サイト内記事

2024年11月19日

調査レポート

市場概観:米国政治の変化にみる市場の変質

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今年最大の注目イベントだった米国大統領選・議会選は、共和党の圧勝という形で終わった。大統領選ではトランプ氏が300人以上の選挙人を確保したが、より注目を集めたのは投票数。約7,600万票を集票したトランプ氏に対し、ハリス氏は約7,300万票に留まった。2020年の選挙では共和党候補のトランプ氏が約7,422万票を得たので、今回の選挙では得...

2024年10月8日

調査レポート

市場概観:不況でも好況でもない現状、そしてこの先

市場概観:不況でも好況でもない現状、そしてこの先

世界経済の回復基調は続いているが力強さを欠いている。別の言葉で表現すると、不況ではないけれど好況でもない状態が続いている。OECDのComposite Leading Indicators(CLI、景気先行指数)によれば、9月時点のG20経済は長期平均を示す100付近に位置している。また、その水準は年初からこれまで大きな変化を確認できない...

2024年7月25日

調査レポート

市場概観:景気減速と政策不透明感

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国際通貨基金(IMF)が7月に公表した世界経済見通しの改訂版では、世界経済の実質成長率を2024年3.2%、2025年3.3%と見込んでいる。4月の見通しとの比較では2024年は変わらず、2025年は0.1%ポイント引き上げられているが誤差の範囲内にすぎず、趨勢に変化が生じたというほどではない。 IMFがタイトルに示している通り「足踏み状...

2024年6月20日

調査レポート

市場概観:政治と経済の交差点

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世界経済の成長見通しは引き上げられ、戦争をきっかけに大きく変動した物価の状況も徐々に安定に向かっている。失業率はおおむね低水準で推移しており、物価上昇率に劣後していた賃金上昇率もようやくそれに追いついてきた。また、株価や不動産といった資産価格は、高値警戒感が燻るものの、安定した状態が続いている。本来であれば、こうした「ゴルディロックス経済...

2024年5月13日

調査レポート

市場概観:ゴルディロックス経済の背後に潜むもの

市場概観:ゴルディロックス経済の背後に潜むもの

政治・外交面では、ロシア・ウクライナやイスラエル・ガザなどでの紛争は当初想定以上に長期化しており、いまだに解決の糸口をつかめていない状況が続いている。また、旧西側先進国と中国との間では相変わらず不協和音が響き渡っている。台湾新総統の就任式を5月20日に控えていることもあり、台湾有事を意識した議論が活発だが、中国とフィリピンとの間で領海を巡...

2024年4月8日

調査レポート

市場概観:強気と弱気の修正局面

市場概観:強気と弱気の修正局面

米国の金融緩和期待の後退や中国の不動産が重しとなって、世界経済の先行きについては悲観的な見方が支配的だった。しかし、足もとの景況感はそうした懸念を払拭するように景気回復の動きが続いている。経済成長のけん引役となったのは減速や停滞が懸念されていた米国と中国で、米国経済は2023年Q4の実質経済成長率(年率換算)が3.4%となって短期金利が高...

2024年3月8日

調査レポート

市場概観:米中経済政策による商品需給の変化

市場概観:米中経済政策による商品需給の変化

2月に公表されたOECD「Interim Economic Outlook」によると、2024年の世界経済成長見通しは2.9%、2025年は3.0%と、しばらくの間は低水準の成長が続く見通しとなっている。1月にIMFが公表した中間見直しでも同様の内容であったことから、緩やかな景気回復が続く見通しが世界的なコンセンサスといえる。

2024年2月7日

調査レポート

市場概観:行き場を見失う市場

市場概観:行き場を見失う市場

昨秋から下落基調が続いてきた商品市場だったが、新たな年への期待を下支えに切り返し、年初以降は底堅い相場つきとなった。紅海をめぐる紛争拡大懸念を織り込んだエネルギーでは価格急騰したことが寄与して商品指数も1月後半には急上昇した。しかし、フーシ派の攻撃が紅海からアデン湾のイエメン近海に限定され実害がエネルギー供給には及ばないことが確認されると...

2023年12月21日

調査レポート

続・リバランスに悩まされる1年

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東欧、中東で激しい戦闘が繰り返されているものの、インフレは沈静化しつつあり、株価は最高値を追っている。市場の動向からは悲観ムードはうかがえず、むしろかつてのゴルディロックス経済(過熱も冷え込みもない適温経済)へと移行しつつあるように映る。こうした市場の動きはもう分断や対立の終わりを織り込んでいるのか、それともまだ何も調整されていないのか。...

2023年10月10日

調査レポート

市場概観:経済の分断化・細分化を価格に織り込む難しさ

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ボラティリティの高まりを伴いながら分断化した市場は、落ち着きつつある物価を踏まえると、均衡点をようやく見つけつつあるようだ。しかし、分断化された市場は緑化推進によってその移行期に一段と細分化が進むとみられている。市場プレーヤー、投入可能なリソース、政策など、その構成は達成度に応じて変化するとみられる。従って過去から引いた延長線の上に我々が...