マプト/モザンビーク ~隠れた観光資源国:モザンビーク~

2016年06月09日

住友商事株式会社マプト事務所
鈴木 里彩

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マプト市の町並み(筆者撮影)
マプト市の町並み(筆者撮影)

 モザンビークと言うと、日本人にはほとんど馴染みの無い国名だと思います。さらに首都はマプトと聞いて「そうだった、聞いた事あるな」と納得される方はほとんどいないのではないでしょうか。

 

 モザンビークは南アフリカ共和国の北東に位置する共和国であり、ポルトガルから1975年に独立しました。周辺国が南ア、マラウィ、ザンビア……と全て旧英国植民地であることから、ポルトガル語公用語国でありながら、英連邦に所属するユニークな国でもあります。

 

 独立後、約20年にわたる内戦により経済は停滞しましたが、近年は良質な石炭産出国として、また同国北部沿岸に豊富なガスの埋蔵も分かり将来のガス産出国としても、世界から注目を浴びています。豊富な資源・安定した政情を背景に、近年同国はGDP成長率約7%前後の成長を続けています。

 

 

ポンタドーロ(Ponta D' ouro)のビーチ(筆者撮影)
ポンタドーロ(Ponta D' ouro)のビーチ(筆者撮影)

 このように記載するとモザンビークには資源しかないように見えてしまいますが、同国は約2,500キロメートルの海岸線を持ち、まだ人の手によって開発し尽くされていない、素晴らしいビーチがたくさんあります。

 

 例えばモザンビーク最南部にあるポンタドーロ(Ponta D' ouro)というビーチには、美しい砂浜と透明度の高い海があり、ダイビングやサーフィンを楽しめるスポットとなっています。他にも中部にはビレーネ(Bilene)という美しいラグーン、他にもTohoといった知る人ぞ知るサーファーの聖地があり、北部にはまるでタヒチかモルディブのようなエメラルドグリーンの海と白い砂浜を持つキリンバス(Quirimbas)諸島があります。

 

 

キリンバス(Quirimbas) 諸島(筆者撮影)
キリンバス(Quirimbas) 諸島(筆者撮影)

 これまで日本からモザンビークへ行くには飛行機を2回乗り継ぎする必要がありましたが、2016年3月から乗り換え1回で首都マプトまで行く事のできる、カタール航空便が就航しましたので、だいぶモザンビーク訪問が便利になりました(それでもまだ片道で約1日掛りますが…)。

 

 魅力溢れる海を持つ、モザンビークへ皆さんぜひ一度来てみてください!

 

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