ブエノスアイレス/アルゼンチン ~素敵なものはすべてここにある~

2021年06月10日

アルゼンチン住友商事会社

ガブリエラ・モリネロ
アレハンドラ・バスケス

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 アルゼンチンについては、すでにご存じのことも多いでしょう。サッカーのマラドーナやメッシ、タンゴの発祥地Boca(ボカ)、ラプラタ川、牛肉、ワイン、まだあります!

  • 広い国土には四季が同時に存在する。
  • マテ茶を愛し、時を忘れて友達と飲み歩いてしまう。
  • 世界で最も時間に不正確な(?)国民。
  • 南米で2番目に大きく、世界で8番目に広い国土。

これらを知っていましたか?すごいですよね!?

そもそも、地球儀のどこにアルゼンチンがあるのか、ご存じでしょうか?

これからこの国の「フシギ」をお伝えします!

 

 

 

【ワイン】

メンドーサのワイナリー(筆者撮影)
メンドーサのワイナリー(筆者撮影)

 メンドーサには南米最大級のワイナリーがあり、最高級のワインが楽しめます。「Ruta del Vino (ワインの道)」は当地の主要ワイナリーを巡るツアーで、歴史を学び、試飲し、気が向けばランチも食べられます。マルベックは、この地方で最も有名で、世界的にも消費量の多いブドウの品種です。スキー、乗馬、トレッキング、登山、いかだ下りなどのスポーツも楽しめます。

 

 

 

【タンゴ】

タンゴショー(筆者撮影)
タンゴショー(筆者撮影)

 欧州の旋律とアフリカのリズム、アルゼンチン先住民の影響も相まって生まれたタンゴは19世紀半ば、ブエノスアイレスの労働者階級の移民たちの住む地域で発展した音楽でありペアダンスです。1930年代までには、そのロマンスとノスタルジアと「危険な抱擁」で当地のみならず世界を席巻しました。

 でもご存じでしたか?皆さんの先入観に反して、タンゴを踊れるアルゼンチン人って実はほとんどいないことを……。

 

 

 

【パタゴニアの氷河】

パタゴニア氷河(筆者撮影)
パタゴニア氷河(筆者撮影)

 息をのむような自然美で世界の奇観のひとつとも呼ばれるパタゴニアの氷河は、1981年にユネスコ世界遺産に登録されました。

 パタゴニア氷河は47本の大氷河から構成され、うち13本が大西洋に流れ込みます。山頂付近の「氷帽 (ice caps)」とつながっていない小氷河も200以上あります。

 代表的なペリト・モレノ国立公園は9~4月の間に訪れるのが旬です。氷河ウォーキングを楽しみ、風光明媚(めいび)なエル・カラファテ市を訪れ、晩夏には氷河が海に崩落するのを眺めることもできます。世界中の観光客のお目当てで、これを逃す手はありません!

 

 

 

【イグアスの滝】

イグアスの滝(筆者撮影)
イグアスの滝(筆者撮影)

 イグアス国立公園はアルゼンチンのミシオネス州北縁部、6万7,720ヘクタールに及ぶ自然保護区です。パラナエンセ熱帯雨林の中に275本の滝が連なり、イグアス川がパラナ川に流れ込む地点から17キロメートル上流にあります。

 滝にはアルゼンチン、またはブラジルからアプローチしますが、どちらからの眺めが良いかは議論の的です。それぞれにユニークな魅力があるのですが……。

 「Paseo de la Luna パセオ・デラ・ルナ(月の散歩道)」は、満月をはさむ5日間に限り開催される、特別な月夜の滝ツアーです。

 イグアスの名所のひとつ「Hito 3 fronteras イト・トレス・フロンテラス」は「三国峠」みたいな場所です。アルゼンチン(プエルト・イグアス)、ブラジル(フォス・ド・イグアス)そしてパラグアイ(シウダ・デル・エステ=東の町)の3国の国境線が交わる地点なのです。

 

 

 

【フェルネットとコーラ】

フェルネット(筆者撮影)
フェルネット(筆者撮影)

 フェルネットは当地で国民的リキュールとされるイタリアの食前酒で、ブエノスアイレスやコルドバで人気です。1920年代にイタリア移民がこの酒を伝えました。度数は39度、生(き)で飲むには強すぎますが、ノルウェーなどではショットグラスで飲みます。当地ではコカコーラと氷を加えて「Fernet con Coca (フェルネット・コン・コカ)」というカクテルを作ります。フェルネット3割にコーク7割がお約束です。

 社交的な集まり、例えばアサード(バーベキュー)、誕生会、ホームパーティー、バーや家庭の夕食にもフェルネットは登場します。

 

 

 

 

【マファルダちゃん】

「新世界主義」(画像は www.pixabay.comより)
「新世界主義」(画像は www.pixabay.comより)

 1960~70年代に新聞紙上で一世を風靡(ふうび)した漫画の主人公マファルダちゃん。平均的な家庭に生まれた皮肉屋の女の子は、世の中の居心地の悪さと平和への強い信念を体現しています。過去のアイドルであり若い世代は彼女を知りませんが、彼女の考え方はわれわれの中に生きています。マファルダちゃんは平均的なアルゼンチン人が思っていても口に出さないことを代弁してくれるのです。

 

 

 

【Lunfardo (ルンファルド)= アルゼンチンの隠語)】

 この国には独特なスラングがあります。タンゴの歌詞にも出てきます。例を挙げれば、

  • Chabon チャボン:男の子、若い男
  • Laburo ラブーロ:仕事(イタリア語の lavoro 仕事から)
  • Guita ギタ:おカネ
  • Bondi ボンディ:バス(公共交通)
  • Facha ファチャ:美貌、ハンサムな容貌
  • Morfar モルファル:食べる
  • Pilcha ピルチャ:服

などです。

 

さあ、もっと詳しく知りたければ、ぜひアルゼンチンにお越しください!

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