リオデジャネイロ/ブラジル ~リオデジャネイロの1日を探る ー美しさと活気の街~

2024年06月28日

ブラジル住友商事会社 リオデジャネイロ支店
永井 雄太

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 日本からみて地球の反対側にある常夏の都市リオデジャネイロは、景観の美しさでも有名で、世界遺産にも登録されています。陽気で社交的なカリオカ(=ポルトガル語でリオデジャネイロに住む人々を指す)や、リオデジャネイロ独特の音楽やローカルフードにより、一度訪れた人は心を鷲掴みにされます。そんな人気の都市リオデジャネイロの1日を覗いてみましょう。

 

 

Bom dia o Brasil!(おはよう!ブラジル!)

リオデジャネイロの景観(筆者撮影)
リオデジャネイロの景観(筆者撮影)

 「良い1日は良い朝から!」。リオデジャネイロの1日は、大西洋からの素敵なサンライズ(日の出)と共に始まります。朝の過ごし方は人それぞれ。ジョギングやビーチバレー、サーフィンと朝からアクティブに活動する人もいれば、家族とゆっくり朝ごはんを楽しむ人もいます。ブラジルの朝ごはんといえば、Pão de queijo(チーズパン)。キャッサバとチーズで作ったパンはブラジル全土で愛されていますが、地域によって味が違うとか。

 

 

 

Olha o mate! Mate com limão(マテ茶はいかが?)

ビーチのMateiros(筆者撮影)
ビーチのMateiros(筆者撮影)

 リオデジャネイロといえば、やっぱり白いビーチと青い空と海。大小合わせて70近くあるリオデジャネイロのビーチの中でも最も有名なCopacabana BeachやIpanema Beachには、朝からたくさんの人が集います。そんなビーチを彩るのが、ビーチを歩く売り子さんたち。彼らは食べ物、飲み物、アクセサリーなど、ありとあらゆるものを売りながらビーチを歩いています。特に目を引くのが冷えたマテ茶を売っている「Mateiros」と呼ばれる人たちです。彼らは両肩に冷えたマテ茶とレモネードのタンクをかけて、ビーチを歩き回りながらリオデジャネイロの名物ドリンク、冷えたマテ茶とレモネードを提供しています。注文の仕方はいたってシンプル。まずはMateirosにウインクし、Mateirosからコップをもらってマテ茶を入れてもらいましょう。そして好きなタイミングでストップと言い、次にレモネードを入れてもらいましょう。その後に少し味見をして、マテ茶とレモネードを好みの配分に調合してもらいましょう。最後にひとこと、笑顔で「Obrigado!(ありがとう!)」を忘れずに!

 

 

 

熱気はカーニバル以上!? リオデジャネイロダービー「フラ・フル」

リオデジャネイロダービー「フラ・フル」(筆者撮影)
リオデジャネイロダービー「フラ・フル」(筆者撮影)

 リオデジャネイロを語る上で欠かせないのが、ブラジルの国民スポーツ「サッカー」。リオデジャネイロに本拠地を置くチームはいくつかあり、試合の日は推しのチームのユニフォームを着た人たちをよく見かけます。そんな中でも、街中がサッカー一色に包まれる日があります。その日こそ、CRフラメンゴとフルミネンセFCのリオデジャネイロダービー「フラ・フル」なのです。試合の日には、赤黒(フラメンゴカラー)や緑赤白のトリコロール(フルミネンセカラー)を身にまとったサポーターが町中に溢れ、至る所で応援歌が鳴り響きます。ブラジル人にとって地元のチームは、物心がつく前から応援している、まさに家族のような存在。くれぐれもライバルチームの応援歌を口ずさんではいけません。

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