リマ/ペルー ~もう“素通り”させない ミラフローレス地区の魅力~
ペルーを訪れる外国人観光客は年間約400万人(コロナ禍前)に及びます。また遠く離れた日本からも年間約4万人の観光客が訪れています(出典:ペルー通商観光省 MINCETUR【Arrivals of International Tourists】)。ペルーにおける観光客の一番のお目当ては、やはりインカ帝国の遺跡マチュピチュです。日本からマチュピチュを目指すには、空の玄関口である首都リマから国内線に乗り継ぎ、クスコ(かつてインカ帝国の首都として繁栄したペルー南部の都市)に向かいます。日本からリマまでの直行便はありませんので、通常、米国とリマで2回乗り継ぐこととなり、クスコまでの総移動時間は約30時間にも及びます。
そこで今回は、せっかくはるばるペルーまで来た多くの観光客がマチュピチュへの道中で、つい素通りしてしまう首都リマ、その中でもアンデス住友商事会社リマ支店がオフィスを構え、日本人駐在員も居住するミラフローレス地区の魅力をいくつかご紹介したいと思います。ミラフローレス地区は、太平洋に面したビーチが広がり、ホテルやカジノ、ショッピングモール、スーパーなどが立ち並び、ペルー屈指の高級住宅街でもあります。治安も良く、おしゃれなレストランも数多く営業しており、食事には困りません。初めてペルーを訪れた観光客は、その洗練された雰囲気に驚かれることも多いでしょう。
皆さんにとって近い将来、マチュピチュに加えて、もう一つの目的地として訪れるきっかけとなれば嬉しいです。
買い物を満喫するなら Larcomar(ラルコマール)
海岸沿いの断崖絶壁に建てられた近代的なショッピングモールで、眼下には太平洋の大海原が広がります。スーパーマーケットやレストラン、ブランドのブティックなどが立ち並び、フードコートには外資系ファーストフードもあるため、ペルー料理が続いたあとに気分転換で行くのも良いかもしれません。また、カフェやベンチでゆっくりとした時間を過ごすこともできるため、休憩場所としてもおススメです。
太平洋を臨む絶景レストラン La Rosa Náutica (ラ ロサ ナウティカ)
新鮮なシーフードを堪能するのであれば、ペルーで最も有名なレストランの一つ、La Rosa Náutica (ラ ロサ ナウティカ)を訪れてみてはいかがでしょうか。沖に伸びた桟橋の先にある、360度海に囲まれたオーシャンビューのレストランです。日中は波に乗るサーファーの姿を眺めながら、また夕暮れ時には水平線に沈む太陽を見ることができるため、とてもロマンチックな雰囲気の中、食事を楽しむことができます。
街中に突如現れるピラミッドHuaca Pucllana(ワカ プクラナ)
新市街地と呼ばれるミラフローレス地区においても、西暦400~700年頃に栄えたリマ文化の遺跡を見ることができます。Huaca Pucllana(ワカ プクラナ)は日干しレンガを組み上げて造られたピラミッドで、重要な儀式や行政の中心地であったと言われています。ちなみにHuacaとはケチュア語で神聖な物や場所を意味し、今日でもペルーでは建築遺構をHuacaと呼びます。また、敷地内にあるレストランでは本格的なペルー料理を堪能することができます。夜間はHuacaがライトアップされ、店内から臨む姿は非常に幻想的です。
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