20周年ノベルティチーム:コラム【#4】外見は外せない!
コラム
2025年03月10日
設立20周年記念ノベルティチーム
今回はノベルティ制作にあたり、避けては通れない項目その3としてデザインです。作る方からすれば、効率を優先してロゴを業者に渡して終了というやり方も、もちろん「あり」です。でも、受取手に積極的に使ってもらうためにはむしろ一番重要な項目ではないでしょうか。
実は、今回のプロジェクトでは、「住友商事グローバルリサーチ」という長い社名が大きなハードルになりました。英語では「Sumitomo Corporation Global Research Co. Ltd.」ですので、さらに長くなります。その上、「20周年記念」や「20th Anniversary」を加えると、普通のペンより太く、その分印刷スペースも大きくとれる多機能ペンでも読めなくなる恐れがありました。
結果、略称である「SCGR」を使ってアルファベット表記1本に絞ることも検討しました。彫刻は文字数的に厳しいことがわかり、途中からは印刷を前提に進めました。しかし印刷自体にも複数の種類があり、当然その手法ごとにできることも値段も変わり、料金システムも事業者ごとに違います。注文の最終候補に残った事業者2社には相談と確認を重ねました。最終的なデザイン(文字のレイアウト)は、それぞれの事業者につき3種類ずつの案を出してノベルティチームのメンバー間で決めました。
また、デザイン自体は決まっても、それをどう事業者に伝えて再現してもらうかも重要です。特に企業の場合はロゴの使用にあたって色や仕様に細かいルールがあることが多く、注意が必要です。現在はオンラインツール経由でデザインできるサイトもありますが、再現性が一番確実なのは、やはり専用のファイル形式※でのデータ送付です。でも普通の会社の端末にはそのようなデザイン系のソフトはまず入っていません。幸い私たちの場合は、記念サイト向けに作成されたデータが既にありましたが、そうでなければ事業者に色指定の方法を確認しつつ、jpeg画像などからノベルティを作成して良いかなど関係部署に相談することになったと思います。
※デザイン分野の標準ソフトAdobe IllustratorのIllustrator形式
最後に、楽しかった部分です。今回は記念セミナーがリアルでの開催だったので、見た目の「映え」狙いで、ペンは4色展開としました。一番上の画像の通り、白はノベルティとして最も一般的な外見のフルカラーインクジェット印刷ですが、黒・紺・赤の印刷は一色で、パッド印刷と呼ばれる手法を採用しています。二種類に分けたことで料金は上乗せになりました。作業上も計算事項が色々増えて自らの首を絞めました。でも今回のプロジェクトの目標は、日々「使える」ノベルティです。「日々使うものなら、デザインを重視する人もいますよね。」と勝手なこだわりを貫いてみたのでした。
記念セミナー当日は、これらのペンを上の写真のように一本ずつ袋詰めされた状態で会場の席にランダムに置いてもらいました。隣の席のペンと交換していた人もいて、紺色は当日中になくなりました。後日、ペンを受け取られた方から「とても書きやすくて気に入って持ち歩いていますと」いった何より嬉しいお言葉も頂きました! 20周年記念の盛り上げに一役買えたのではないかと思います。
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