デイリー・アップデート

2016年7月28日 (木)

[ポーランド] 新政権が、銀行税を導入したなどにもかかわらず、同国の銀行部門は現時点で、健全である。一方、政府は保護主義的な政策を取り、自国銀行による国内資本比率を高める方針を検討している。

[EU] 欧州委員会はスペイン・ポルトガルの財政赤字に対する制裁金をキャンセル。より厳しい削減計画を求める。EU補助金の延期の可能性は残る。一方、EU機構の政治的争いが表面化しつつある。

[中韓] 在韓米軍のTHAAD配備を巡り中韓の議論は平行線。今後、中国の軍事的対応、中・露・北朝鮮の関係強化(制裁効果・核問題に影響)、中国の対韓国経済圧力強化等が懸念される。

[中南米] 国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)は7月26日に年次経済レポートを公表し、中南米・カリブ地域の今年の経済成長を▲0.8%(15年は▲0.5%)と予測。

[インドネシア] 7月27日、ジョコ政権が2度目の内閣改造を発表。13閣僚が交代。スリ・ムルヤニ世銀専務理事が財務相、ウィラント元国軍司令官が政治・治安担当調整相に就任。

[FOMC] 金利据え置き。景気の現状認識については雇用、物価、個人消費に関するコメントはあるが住宅、輸出についての言及はなかった。市場参加者は年内1度の利上げを見込むも時期にはばらつき。

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