デイリー・アップデート

2016年3月1日 (火)

[アルゼンチン] アルゼンチンは2001年の債務不履行を巡る債権者である米ヘッジ・ファンド4社に対して46億5000万ドルを支払うことで基本合意し、15年に及ぶホールドアウト問題の解決に目途。

[韓中FTA] 韓中FTA(15年末発効)の関税自由化率は低い水準に留まり、両国への経済的効果は限定的。外交的要素の強いFTA内容に。背景にはTPP合意などに対する中国の政治的思惑がある模様。

[中国] 中国人民銀行は29日、全銀行を対象に預金準備率を0.5%引き下げると発表。3月1日より開始。引き下げは2015年2月以降で5回目。大手の準備率は17%となる。過剰生産能力に対応するため。

[フィリピン] 2015 年の外国投資認可額は3年振りに増加に転じ、前年比31.2%増の2,452億1,570万ペソ(約5,780億円)となった。

[中国] 中国の穀物備蓄の高まりが懸念される。同国はトウモロコシ、綿花、コメで世界在庫の半数量、小麦で40%の在庫を保持しており、しばらくは在庫減少に注力、農産品輸入量が減速すると見られている。

[日本のエネルギー事情] 震災後電気料金は家庭向けで25%、産業向けで40%上昇。海外依存度88%まで上昇。自然条件によらない地熱、水力、バイオマスを増やしたいが難しい。

[アイルランド] 総選挙では連立与党が過半数割れ、政権継続に必要な連立交渉は難航している。年内に再選挙に発展するか、最大野党・共和党との2大政党による大連立となるのか、不透明感が漂う。

[中国] 昨年末商業銀行の不良債権率が1.67%まで増加、今年も増加傾向が強まるが、銀行側では、引当率1.81倍、総額2.3兆元の貸倒引当金に加え、不良資産証券化等の新たな対策を準備中。

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