デイリー・アップデート

2016年3月18日 (金)

[世界情勢] 冷戦後に世界が安定していたのは、米国が警察官役を担い、原油が高く売れ、人々が我慢していたから。今はいずれの点も状況が変わってしまった。

[ポーランド] 中央銀行(NBP)は最新の経済成長見通しを発表し、GDP成長率は今年や来年に3.8%増になる見込み。景気けん引役は堅調な輸出や個人消費になると予想される。

[中国] 政府のメディア規制が厳しくなっている。共産党中央宣伝部は、報道機関に対し全人代開催期間中に報道を禁ずる項目や新華社の報道を踏襲することなどを指示した通達を公布した模様。

[米国] 3月上旬に革命防衛隊(IRGC)が実施した弾道ミサイル発射実験に対して弾道ミサイル開発プログラムに関与した個人・団体に新たに制裁を発動する法案を共和党上院議員が3月17日提出。

[マレーシア] 1月の鉱工業生産は前年同月比3.3%増となった。2015年の平均は4.5%で、メインの製造業では、ほぼ全ての部門で増加幅が縮小している。熱波の影響で電力は7.7%増だった。

[日本] 日銀はフィンテックは「経済全体に幅広いメリットをもたらす」との見解を示し、その発展支援のため、資金決済のシステムを担当する決済機構局内にフィンテックセンターを近く設立予定。

[米国] 石油メジャー英蘭シェルとサウジ国営石油会社サウジアラムコは、米国での製油所の合弁事業を解消し、保有資産を分割することで合意。米最大の製油所Port Arthurはサウジアラムコが引き継ぐ。

[GMO] 米国上院は16日、遺伝子組み換え食品(GMO)の任意表示法案を否決した。食品バイオ業界が成立に向けて働きかけを強めていたが、市民団体等が阻止したかたちに。否決したことから7月1日にはバーモント州でGMO表示義務法案が施行される予定。

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