デイリー・アップデート

2016年11月2日 (水)

[中国、台湾] 習総書記は、1日、訪中した中国国民党洪秀柱主席と会見、一つの中国という原則を体現する「92年コンセンサス」の堅持、台湾独立勢力とその活動に断固反対などの意見を伝えた。

[ベネズエラ] バチカンの仲介でマドゥロ政権と反政府勢力の民主統一会議(MUD)がベネズエラの政治危機回避を目的とした第1回国民対話が10月31日に開催され、4つの作業部会の設置で合意。

[タイ] ロイターおよびBBCによれば、皇太子の即位は12月1日になるとの見通し。

[スリランカ] 同国の主要輸出品である紅茶を調達する欧米企業はCSR活動や労働者の住宅・生活環境の整備など労務コンプライアンス整備に熱心に取り組む。人件費が上昇する中、労働者確保が重要な課題。

[レバノン] ミシェル・アウン将軍が、2年半の空白期間を経て大統領に選出された。81歳の元軍司令官でヒズボラと近く、反米で親シリア。今後イラン・シリアの影響拡大を懸念する声もある。

[新興国] アジアや中東など新興国の企業が抱える債務が拡大。ここ7年間程で債務残高は3倍近い25兆ドル(約2600兆円)にまで達し、増加ペースは経済成長を大きく上回る。

[鉄鉱石] リオティントがSimandou鉄鉱山権益のChinalcoへの売却で仮契約。世界有数の規模・品質でギニア経済規模を倍増させる潜在性あるも20年開発停滞。Chinalcoが生産開始にこぎつければ第5の鉄鉱石メジャーとなりうるがインフラ・ファイナンス・政情リスクが課題。

[海運] 国際海事機関(IMO)は、一般海域における船舶燃料油の硫黄分濃度規制の強化につき2020年から実施することを決定。使用燃料の硫黄分は現行の3.5%以下から0.5%以下に強化される。

[英国] 北アイルランド、ロシア、イスラム国系のテロに対する警戒が上昇。欧州大陸からの銃の密輸も増加。英政府は仏国との国境警備を強化する意向。EU離脱交渉時に移民問題が再燃する懸念。

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