デイリー・アップデート

2016年8月2日 (火)

[リオ五輪] 米金融大手ゴールドマン・サックスの予測では今回、リオ五輪でのロシアの金メダル獲得数は14で、世界4位になる。1位は米国で、中国、英国が続く。日本の金メダル獲得数は7個で、世界10位。

[英国] メイ首相はヒンクリーポイント原発計画の最終判断を秋まで延期。EDF主導だが、中国資本が1/3を占めることで国家セキュリティを問題視。離脱交渉を有利に進めたい英国の対フランス対策とも。

[北鮮] 軍幹部の外貨持ち逃げ、脱走兵の中国侵入・略奪、レストラン職員の集団脱走と韓国への亡命、マルタ共和国による北・労働者の送還等から北鮮の統制の綻びや外貨収入の先細りが窺える。

[ベネズエラ] 選挙管理委員会(CNE)は反政府勢力から提出されていたマドゥロ大統領解任の国民投票実施を求める20万人分の署名を承認したが、今後のプロセスの日程について明らかにせず。

[インド] 7月のダリット暴行事件を受けてグジャラート州で大規模デモが発生したが、8月1日、同州首相のアナンディベン・パテル氏が辞任する意向を表明。同首相は15年8月のパテル暴動以来批判を受けていた。

[南アジア] 湾岸諸国(UAE,サウジアラビア等)で働くインド、バングラデシュ、スリランカ等の南アジア諸国出身の海外労働者による本国への海外送金額が減少。海外送金額の減少は南アジア諸国経済にマイナスの影響。

[インドネシア] 財政赤字が懸念されている。2015年の財政赤字は対GDP比で2.53%と2010年の0.7%から増加傾向にある。今年の現時点ですでに同1.83%となり昨年の現時点の3倍に膨らんでいる。

[タイ、インドネシア] それぞれ7月の消費者物価指数は前年同月比で0.1%、3.21%の上昇となった。いずれも前月比では微減。食材は高値を維持した一方エネルギーは下げ幅を拡大。

[フィリピン] ドゥテルテ新大統領は同国の鉱山会社に対し、厳格化された環境基準を順守しなければ鉱山は閉鎖、鉱業がなくてもフィリピンはやっていける等と発言。現在ニッケル鉱山7件が操業停止処分。

[石油メジャー] 第2四半期決算は、上流部門の収益低下を補填してきた精製部門がマージン低下で収益減少したため低調。ExxonMobil純利益は17億ドルと1999年以来の低水準、時価総額も全米4位から6位に後退。

[大気汚染] PM2.5に発がん性のPAHとNPAHが付着して飛来して来ている。日本国内ではディーゼル排ガス規制等の効果もあり低下した。中国は都市により濃度が大きく異なる。

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