デイリー・アップデート

2016年8月5日 (金)

[南アフリカ] 3日に行われた地方選挙で、与党ANCが優勢だが支持率は94年の民主化以来最低を記録。一方、野党DAは大都市で票を伸ばす。公式発表は10日を予定。

[米国] とうもろこし、大豆といった米国産穀物の国際穀物市場におけるシェアは、(1)米ドル安、(2)中南米の悪天候による穀物生産の減少、で再び回復することが予測。

[タイ] 8月7日に新憲法案の国民投票が予定。政党の反発は強いが、一方で暫定政権の選挙統制も強く、結果の予測は困難。

[ベネズエラ] ジャマイカは400万ドル分の石油をベネズエラから輸入し食糧・医療等の物資をベネズエラへ輸出することを発表。現在ベネズエラは深刻な物資・資金不足のため。

[タイ] 7月の失業率は1.01%で前月から横ばい。同月の消費者信頼感指数は72.5と前月より0.9ポイント高かった。また、中央銀行は国民投票の経済的影響は軽微という見通しを示した。

[英国] 中銀は政策金利を0.25%に下げ、年内追加利下げ示唆。国債購入額増額、社債買入開始、銀行向け資金供給スキーム(TFS)導入、経済見通し下方修正。マイナス金利は否定も、TFSは景気に対する危機感を感じさせる。

[ブラジル] 6月原油生産量は日量256万バレルと過去最高を記録。プレソルト(深海油田)からの生産が増加したことによるもので、プレソルトの生産量は日量100万バレル越えを達成した。

[温暖化ガス削減] 日本でもCO2の大幅削減に積極的な企業も出てきており、環境省の提言等で示される、カーボンプライシング、気候変動リスクの開示に取り組みはじめている。

[ロシア] 欧州委員会は4日、ロシアと中国の冷延鋼板に対する反ダンピング(不当廉売)関税を課すと発表した。ロシア製に対する最大36.1%、中国製は22.1%。EUの域内産業の保護に動いている。

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