デイリー・アップデート

2016年8月10日 (水)

[トルコ] 政府はEUに、ビザなし渡航の期日を示さなければ難民がまた欧州に流入することになると示唆。米国とは、ギュレン師引き渡しを巡って緊張関係に。ケリー長官が8/24にトルコ訪問予定。

[ドル流動性] 今日の日経記事を持ち出すまでもなく外貨資金繰りがタイトな状況継続。米国6か月CPの利回りは1.1%を超えており、その背景は金融(シャドーバンキング/MMF)規制、バランスシート調整と米国利上げ懸念。

[インド] 中央銀行は政策金利を6.5%に据え置く事を決定した。総裁声明では、例年より多いモンスーン雨量から個人消費が堅調、企業景況感も上向いている一方インフレ懸念についても言及。

[石油メジャー] 英BPは、中国国営石油会社Sinopecと折半出資にて2001年に設立した石油化学会社SECCOの持分50%の売却を模索。BPにとっては中国における最大の投資案件で、売却額は20-30億ドルと試算される。

[トルコ・ロシア] エルドアン大統領は9日、ロシアを訪問しプーチン大統領と約1年ぶりに首脳会談を行った。両首脳は、ロシア軍機撃墜事件で昨年末から悪化した2国間関係の正常化で合意した。

[ブラジル] 上院本会議でルセフ大統領の弾劾審議を進めるか否かの票決が8月9日から行われ、単純過半数(41名)の賛成で弾劾審議が進められることになるが、賛成多数となることが確実な情勢。

[インドネシア] 16年2QのGDP成長率5.18%はジョコ政権発足以来最高の水準。ゴルカルの与党連合入り、内閣改造などもありジョコ大統領の指導力が目立ちつつある。7月に発表された世論調査では67%が「満足」と回答。

[お休みのお知らせ] 2016年8月12日はデイリー・アップデートはお休み致します。

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