デイリー・アップデート

2016年10月4日 (火)

[英国/EU] メイ首相が離脱通知を来年3月までに行うと表明。独自の離脱モデルの追及と移民規制が核心。関税同盟に関する言及はなし。EU側は時期表明を評価するも事前交渉は拒否の構え。

[中印] 中国がチベット自治区シガツェ市域内のブラマプトラ川上流にチベット最大規模の灌漑工事を実施中。インドのメディアは、昨今の印・パキスタン間の衝突を踏まえ、これを中国がパキスタンを援護する動きだと反応。

[短観] 9月短観の大企業の景況感は変わらず、停滞感漂う。想定為替レートは6月の111円台から107円台へ見直しが進んだ。業種では鉄鋼業の回復と造船・重機の落ち込みが目立つ。インフレ期待は高まらない。

[ミャンマー] 9月28日、下院でミャンマー投資法案が承認された。既存の国民投資法と外国投資法を一本化するもので、外国投資認可プロセスの合理化や、制度の透明性が高まると期待される。

[中国] 中国は過剰に積み上がったトウモロコシの備蓄を解消するために、国有企業の少なくとも2社に輸出許可を出したとの報道があった。アジア向けについては中国は地理的優位性から他輸出国の脅威になり得る。

[米露関係] プーチン大統領は3日、米国との間で2000年以降に結んだ兵器級余剰プルトニウム処分の合意を停止する大統領令を出した。シリア問題などでの米露の対立が影を落しているものと見られる。

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