デイリー・アップデート

2018年7月10日 (火)

[トルコ] エルドアン大統領が閣僚人事を発表。経済関係の重要閣僚である国庫財務大臣に自身の娘婿を任命し、市場の信任が厚いシムシェキ前経済担当副首相を入閣させなかったことを市場は嫌気し、リラは3.6%下落。

[米国] 6月9日、トランプ大統領は、引退を表明したケネディ連邦最高裁判事の後任としてブレット・カバノー連邦控訴裁判事を指名した。議会上院が承認すれば保守派判事5名が過半を占める。最高裁判事の任期は終身。カバノー判事は53歳。

[ASEAN] 6月8日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と国連開発計画(UNDP)は、主にASEANを対象としたアジア太平洋地域でのスマートシティー開発支援とSDGsに関する協力覚書に署名した。

[日本] 内閣府の景気ウォッチャー調査によると、現状判断DIは48.1と、家計動向関連を中心に前月比上昇。先行き判断DIも50と上昇した。しかし、人手不足や原料価格の上昇が重石となっており、今後の天候要因にも注目。

[銅] 銅価格急落の背景としてFTは、昨夏来、上海銅先物で巨大な買いを建てていた中国の「謎の投資家」が大量売りを行ったと報道。山西省の石炭業者と噂されるが戦略変更か投げ売りかなどについては不明。

[新興市場] 新興市場のファンドは10週連続で資金流出となったが、流出額は減少。アジア向け株式は漸く資金流入に転じた。

[中/ロ] 露ガスプロム社によると、ロシアから中国に敷設されるガスパイプライン「シベリアの力」はその建設の7割が完了し、中国側も国内におけるパイプライン建設に着手している。

[英国] ジョンソン外相が辞任。理由はBrexitを巡る政府方針への批判。後任はジェレミー・ハント氏。デイビス前EU離脱担当相の後任はドミニク・ラーブ氏。メイ内閣倒壊の可能性が否定できない状況。

[パキスタン] 7月6日、汚職を担当する裁判所は、ナワーズ・シャリフ元首相に汚職の罪で禁固10年の有罪判決を言い渡した。7月25日に予定される下院選への影響が注目されている。

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