デイリー・アップデート

2016年9月1日 (木)

[ブラジル] 上院本会議での大統領弾劾に関する最終票決で弾劾賛成が61票、反対20票の賛成多数でルセフ大統領は罷免。テメル副大統領が大統領に昇格し、任期は2018年末までとなる。

[ナイジェリア] 第2四半期の実質GDP成長率は前年同期比で▲2.1%となり第1四半期の▲0.4%からさらに減速。主な要因は原油生産の減少だがそれ以外の製造業と金融業も落ち込んでいる。農業はプラス。

[インド] 4~6月期の実質GDP成長率は前年同期比7.1%増。個人消費、政府支出は堅調だった一方、設備投資はマイナスとなり全体を押し下げた。

[為替] 8月はドル堅調、ドル円は100円割れに定着せず。最大の下落は南アフリカランド。政府の内紛が再燃、同国大手資産会社は国有企業への融資凍結。チリペソも銅下落を受け軟調。

[原発] 仏国営電力会社EDFの取締役会メンバーの5名が、7/28にEDF取締役会にて決定した英国の原子力プロジェクトHinkley Pointの投資につき無効を申し立てる裁判を起こした。EDF社CEOや政府関係者が英国政府の投資判断延期を事前に知りながら、情報を共有しなかったことが理由。

[ウクライナ・中国] ウクライナの航空機メーカー「アントノフ」社と中国空域産業集団が中国における世界最大の輸送機、An-225「ムリーヤ」の生産について契約を締結した模様。第1号機は早ければ、2019年に生産する予定。

[中国] 中国石化国際石油調査開発社の内部報告によると、同社のアルゼンチン子会社で25億ドルの投資損失が見込まれると財新が伝えた。同子会社社長の離任に伴う会計監査で発覚した。

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