デイリー・アップデート

2016年9月23日 (金)

[OECD] 世界経済中間評価が21日に公表され、2016年の世界経済成長率は6月時点の予想の3.0%から2.9%へ下方修正された。2008-09年の金融危機以降で最低の水準。

[インドネシア] 中銀は政策金利を0.25%引き下げ、5.00%とした。低インフレ、制御可能な範囲の経常赤字、安定しているルピア相場などマクロ経済の安定が持続しているため。

[銅] 中国の銅地金輸出は1-8月で既に通年の最高記録更新、純輸入量は過去3年超で最低、精鉱輸入は歴代3位の高水準で年初来1086万トン(前年比+34%)。石油や鉄同様、原料大量輸入→国内精製→精製品輸出が増加。

[ロシア] 9月の原油生産量は、日量1109万バレルとソ連崩壊以降で最高を記録する見込み。水圧破砕技術を駆使し、西シベリア油田などソ連時代からの開発油田の回収効率を上げていることが背景。

[合併] 独バイエルと米モンサントの合併には以下のメリットがある。①規模の拡大と事業の補完②デジタル農業の強化③モンサントの悪印象の払拭。

[ロシア] 財務省は22日、国際金融市場で10年物のユーロ債を追加発行した。総額は約12.5億ドル、利回り約4%。ユーロ債の発行は今年に入ってから2回目で、海外投資家の買いが殺到した。

[東アフリカ] 東アフリカへの旅行客・ビジネス客が増加。特にケニアへのビジネス客が多い。東アフリカはインド人コミュニティとの関係が深く、2015年は通年でインドからのビジネス客が34%増加。

[中国] 広西非鉄金属集団社(広西壮族自治区政府所属の国有企業)が、地裁の破産宣告を受けた。負債145億元余。政府が解決を約した半年後の破産で、債券市場への信用不安が懸念される。

[ミャンマー] アウンサンスーチー氏は21日、政府代表として初めて国連で一般演説を行い、恒久的な平和と民族対話につき言及。他方、ミャンマーが抱えるロヒンギャについては依然課題残る。

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