デイリー・アップデート

2016年9月13日 (火)

[EU] 仏・独防衛大臣がEU defense union構想を発表。2017/2018年を予定。Eurocorpsを母体とし、EU加盟国の安全保障・防衛能力強化が狙い。16日のEUサミットで話し合われる予定。

[ベネズエラ、中国] 中国政府が、ベネズエラの借金問題(未返済額:200億ドル)、現地に進出した中国企業と駐在員の安全を憂慮し、同国との同盟関係を見直し中の模様だとWSJ中国語版が報じた。

[ブラジル] 今年7月に下院議長職を辞任したクーニャ前下院議長が下院議員の立場も失職することが不可避。ルセフ前大統領の弾劾プロセスを主導したクーニャ氏辞職の影響が注目される。

[インドネシア] インドネシアは大統領規定2016年第3号のもと、BKPM(投資調整庁)のワンストップサービス(PTSP)を国家戦略的インフラ投資及び民間外国投資の促進の要と位置付け、その機能の拡充を規定。

[リビア] 東部を治めるハフタル将軍の軍隊が、中央部の原油輸出施設を占拠。統一政府は原油輸出増強を狙っていたが、難しい状況。ポストISで、東西勢力の戦闘が再度表面化。

[中国] 約2年間、繁殖向け米国産鶏の輸入を禁止しているため、過去10年で初めて国内の鶏肉供給不足になりつつあり、鶏肉も価格高騰の恐れがでている。

[フィリピン] 7月の失業率は5.4%と2005年以来の低水準、8月の新車販売は前年同月比4割増の3.2万台、7月の輸入額は前年同月比1.7%減も資本財増と景気は好調を維持しているように見える。

[金利] ブラックアウト期間入り直前、ブレイナードFRB理事はハト派姿勢を鮮明に打ち出し、市場の利上げ観測後退、株価反発。他方、日欧の金融緩和政策の転換点も意識され長期金利上昇。

[メキシコ] メキシコ政府は2017年予算案を議会に提出。国営石油会社Pemex向け拠出金は20%削減され、同社の2017年原油生産量は日量192万バレルと1980年以来の最低水準に落ち込む見込み。

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