デイリー・アップデート

2016年9月14日 (水)

[ロシア] 実質所得の減少で家計の購買力が低下しつつある。国内の信用格付け会社ACRAによると、ロシア人の可処分所得は2018年まで減少しつづける見通しで、今年は前年比4.1%減少する見込みである。

[ペルー] 5日間の日程で訪中しているクチンスキー大統領が中国主導の南米大陸横断鉄道建設計画について建設コストの高さ、環境面への影響を理由に推進に難色を表明。

[南アジア] 南アジア地域にはベンガル湾多分野技術経済協力イニシアティブ(BIMSTEC)と南アジア自由貿易地域(SAFTA)の経済連携の枠組みがある。今後、同枠組みの発展とサプライチェーン構築に期待。

[シリア] 米ロの交渉が纏まったことにより、月曜よりまずは48時間の停戦が始まった。政権による反体制派への攻撃もひとまず収まり、アレッポ周辺への人道支援も開始された模様。

[インド] 8月の消費者物価指数は前年同月比5.05%増。7月の鉱工業生産指数は前年同月比-2.4%。

[鉛] 近年、韓国が廃バッテリーを高値で買い漁り「鉛加工貿易国」として台頭、国内鉛二次精錬業界の死活問題だったが、韓国企業11社がヒ素を含む残留物の不法投棄で摘発され高値買取の背景の一端が表面化。改めて有害廃棄物を巡る法制度見直しを求める声高まる。

[石油市場] OPECやIEAが相次ぎ石油市場の供給過剰が2017年まで続くとの見通しを発表。OPECは2017年の供給過剰幅を日量76万バレルと試算、IEAは少なくとも2017年前半まで供給過剰が継続すると指摘。

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