デイリー・アップデート

2015年11月18日 (水)

[ユーロ圏] ユーロ圏のQ3のGDP(速報値)は前期比0.3%増。

[M&A] 米投資銀行Piper JaffrayがHoustonに本社を置くエネルギー専門投資銀行Simmonsの買収を発表。低油価の継続が見込まれるなか、特に米国シェールのM&Aが今後活発化することを期待したもの。

[米国] 10月の鉱工業生産は前月比0.2%の低下。製造業は3ヶ月振りに増加したが、鉱業と公益事業でのマイナスが大きく影響。設備稼働率も前月比0.2 ptの低下。

[次世代火力発電] 石炭火力ではA-USC、IGCC、IGFC、ガス火力ではGTCC、GTFCと次世代の火力発電の開発が進み、発電効率向上とCO2削減に繋がる。ただし消費燃料はその分減って行く。

[アジア] 来年は台湾、ミャンマー、フィリピン、ベトナムでトップが交代予定のため政治的な不透明感。選挙はないがインドネシア、マレーシア、タイのリーダーの支持率が低下で構造改革減速か。

[中国] 10月以降、習主席、李総理が度々住宅在庫問題の解消につき言及、今後更なる購入制限緩和策や減税等が見込まれる。在庫をバラック地区住民の代替住宅に転用する案等も選択肢に。

[ブラジル] 連立与党のブラジル民主運動党(PMDB)党首のテメル副大統領が新自由経済政策を11月17日の党大会で公表。左派寄りの経済政策を掲げる労働者党(PT)との亀裂が一層鮮明に。

[米国] 中国による米国債保有は125億ドル分減少したが保有残から見ると誤差範囲内。石油輸出国の減少は油価下落と輸出量の減少の影響を受け取り崩された模様。

[インド] 9月の鉱工業生産は、前年同月比+3.6%で、8月の同+6.3%から減速。将来の投資や生産の指標となる資本財は同+10.5%、旱魃による地方の収入の減少により、消費財は▲4.6%だった。

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