デイリー・アップデート

2015年11月24日 (火)

[シェンゲン協定] 共通通貨とともに欧州統一の象徴であるシェンゲン協定が岐路に立つ。シェンゲン域外との国境が管理できなければ、域内の自由往来を担保しにくくなる。

[ロシア・イラン] プーチン大統領は23日、8年ぶりにイランを訪問。ロシアはイランに対して発電所や港湾整備など35の事業で計50億ドルの支援を行うと表明、両国はIS掃討などで両国間の協力強化を行うことで一致。

[台湾 中国] 余命6ヶ月弱の馬英九政権は、これまで禁止していた中国企業による台湾の半導体設計業種に対する投資を認める検討を開始した。

[アルゼンチン] 11月22日に投開票が実施された大統領選挙決選投票で野党連合「変えよう同盟」のマクリ・ブエノスアイレス市長が勝利。次期政権にとり債務問題の解決、経済再建が喫緊の課題。

[メキシコ] 15年7-9月の実質GDPは前年同期比+2.6%、名目GDPは同+5.1%となった。鉱業セクターが資源価格低迷を受けて成長の重石となっているが他の産業は安定成長。

[インド] 10月の消費者物価は前年同月比5.0%増となった。食料・飲料品が同5.3%増、豆類が同42.2%増を記録。1月~10月では4.8%で、中銀目標の2016年1月6.0%は射程内に。

[ドイツ] 11月のZEWの期待指数は、同国内の旺盛な消費により改善。

[エネルギー] マレーシア政府100%出資の投資会社1MDBが傘下のエネルギー資産を23億ドルにて中国の国有電力会社、中国広核集団に売却。資産の中核は、エジプトなど5ヵ国に保有する13基の火力発電所。

[日本] 本日午後3時23分に、国内初となる商業衛星の打ち上げが行われる。

[英国の石炭火力] 英国が2025年までの石炭火力発電全廃を発表。ただCCS設備設置を条件に運転延長を認めるとしている。しかしながらCCSはまだ実証段階でありコスト負担も非常に大きい。

[今につながる革新官僚の系譜] 経済産業省の前進である商工省は、かつて国家社会主義の思想を取り入れ、日本の生産能力を飛躍的に引上げようとした。その伝統が今の経済産業省にも色濃く残っている。

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