デイリー・アップデート

2016年6月2日 (木)

[OECD] 今年の世界経済の見通しは2月の前回予想と変わらず3%増。しかし、低成長のわなに陥りつつあり、超緩和的な金融政策が益より害をもたらすリスクがあると警告。

[インドネシア] 5月の消費者物価指数の上昇率は前年同月比3.33%。2009年12月以来の低水準となった。

[核削減] 米国とロシアはSTARTにより戦略核を削減し、解体核は希釈されて米国で原発用に利用され、ロシアは対価を得て来た。オバマ政権でも新STARTが批准されている。

[ロシア] 極東ウラジオストクのプシカリョフ市長が1日、連邦保安局(FSB)に拘束され、現在、職権濫用と収賄の容疑で刑事訴追を受けている。

[Brexit] EUから離脱した場合、英国貿易への影響は不可避。特に、国全体の付加価値の20%を占める金融・サービス業への打撃は経済の混乱を招く。また、離脱交渉には2年を要する。

[中国] 国務院は、「土壌汚染防除行動計画」を公布、将来の土壌安全利用率目標を設定した他、汚染土壌の処理・修復について汚染責任を負う企業・個人が終身責任を持つとの原則を明確化。

[ベネズエラ] 米州大陸、カリブ海の35カ国が加盟する米州機構(OAS)のアルマグロ事務総長はベネズエラ情勢が悪化する中で6月中旬を目途にベネズエラに焦点を当てた緊急協議の開催を提案。

[マレーシア] ザヒド・ハミディ副首相が5月29日から訪日中。安倍総理とも会談し、マレーシア・シンガポール高速鉄道計画での新幹線導入の可能性についても話し合った。

[豪州] 第1四半期のGDP成長率は前年同期比3.1%増、2012年以来最大の伸び。LNGなどの資源を中心に輸出が過去13年間で最高水準に達しようとしており成長を牽引。

[リビア] イタリアにとってリビアは①難民流入阻止、②IS脅威拡大阻止、③伊企業が参画する油ガス田の保護の3点で重要。リビアの安定には、もう一つの隣国エジプトとの関係改善が不可欠である。

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