デイリー・アップデート

2016年6月16日 (木)

[中国ASEAN] 13,14日に開催されていた中国ASEAN外相会合は共同声明の発表が見送りとなり事実上決裂。南シナ海を巡り激しく対立した模様。

[トルコ] ロシアはトルコ政府が敵視しているPKKやPYDを金銭・武力両面から支援。制裁で2国間関係は悪化しており、トルコは関係改善を願うが、ロシアは軍機撃墜の謝罪と補償を求めている。

[米国] FOMCが開催され経済活動は上向いたが雇用改善は減速したとし、全会一致で年0.25%~0.50%と据え置かれ追加利上げが見送られた。英国のEU離脱リスクも見送りの理由の一つとなった。

[フィリピン] 4月の海外労働者送金額は前年同月比4.1%増の22億ドル。1月からの累積では同3.1%増の87億ドル。

[米国] 米個人消費は強いとされるが、Synchrony Financialが貸倒償却率引き上げ警告を発するとクレジットカード関連株急落。自動車ローンや学生ローン負担増で消費者の債務返済能力低下の兆候。

[イラン] ザンガネ石油相は、3ヵ月以内に外資と新石油契約を締結する予定とコメント。新石油契約は2週間前に政府に提出され、現在承認待ちの状況。

[タイ] 「デジタル・タイランド」政策の基盤づくりとしてタイ政府が7月に国家の電子決済システムの登録を開始し、9月には「デジタル経済社会省」を新たに設置する予定。

[ロシア] ロシアのダボス会議と呼ばれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラムは16日から18日まで開催され、政府首脳や国内外大企業幹部など約1万人以上が今回参加する予定。

[ナイジェリア] 中央銀行が通貨切り下げを発表。実施は6月20日(月)。長期的には輸入代替の促進、海外投資の増加が望めるが、短期的には輸入コストの上昇による更なるインフレ圧力を懸念。

[中国] 中・アセアン外相会議後にシンガポールの外相が語った南シナ海問題に関する「憂慮」は、中国に対するものではなく、アジア太平洋回帰政策後の某国に向けられたものだと、中国外交部が説明。

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