デイリー・アップデート

2016年6月13日 (月)

[ロシア] 中央銀行は10日、物価が安定傾向にあることなどを理由に主要政策金利を0.5%引き下げ、年10.5%に設定すると発表した。利下げは昨年7月以来。

[インド] モディ政権は5月に発足2周年を迎えた。改革が不十分との声もあるが、マクロ経済は総じて安定、政策面でも成果を挙げており、政権の支持率はなお高い。

[イラン] 現在新議会にて話し合われている第6次5カ年計画には、今後5年間年8%の経済成長や年120億ドルの海外投資誘致など野心的な目標が並ぶが、問題は官僚機構のやる気と能力である。

[EU] ECBは8日から追加金融緩和策である月額800億ユーロの資産買い入れプログラムの一環としてユーロ圏の社債購入を開始。

[フィリピン] 4月の輸出額は前年同期比4.1%減。4月~6月の消費者信頼感指数は若干後退。4月の工業生産量は前年同月比10.5%増。1月~3月のFDIは前年同期比52.1%増。

[石油] 6/10時点の米国の石油掘削リグ数は、328基と前週比3基増加。2週連続での増加は2015年8月以来。また国際石油&ガス掘削リグ数も5月に入り、2015年9月以来となる継続的な増加を示した。

[豚肉] シカゴ豚肉価格の7月限は、9日に1ポンド=87.75セントと2014年以来の高値を記録。背景は中国の米国産豚肉輸入需要の増加と米国における飼料価格の上昇で豚肉生産コストが上昇したことが挙げられる。

[スイス] 「最低生活保障 (Unconditional, basic income : UBI)の導入は、経済的混乱を招くことを背景に、スイス国民の約78%が反対し否決された。

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