デイリー・アップデート

2018年1月12日 (金)

[中国] 上海市・蘇州市の間に位置する江蘇省昆山市では大気・水質汚染が深刻な状況となっており、環境基準をクリアできない企業の操業停止や撤退が始まっている模様。

[チュニジア] 増税や各種値上げを盛り込んだ18年緊縮予算に対し、国民が不満を表明し各地でデモや暴動を繰り広げている。7年前の1月14日(日)が当時のベンアリ大統領を追い出した日であり、14日に向けてデモが激化する恐れがある。

[日本] 日銀の「生活意識に関するアンケート調査」によると、1年後の物価について、「上昇」と答えた人の割合が75.6%と若干増加した。ガソリンや野菜価格の上昇もあって今後インフレ期待が高まる見通し。

[金属] Liberty HouseがRio Tintoの仏Dunkerqueアルミ製錬所買収を提案。同社はタタ製鉄の英製鉄所、破たんした豪Arrium、Glencoreの原料炭鉱山、アルセロールミタルの電炉線材工場など近年ディストレスト(破綻)資産を積極買収。

[米国] 2017年は60年ぶりに年間ベースで0.4bcf/dの天然ガス純輸出国に。メキシコ向け天然ガスパイプラインやLNG輸出の増加によるもの。

[チェコ] 1月12-13日に大統領選挙が行われる予定、現職のゼマン大統領(73才)が4割の支持率でやや優勢。だが、過半数には届かず、26~27日の決選投票に持ち込まれる見込みだ。

[南ア] 与党ANCの最高意思決定機関(NEC)がズマ大統領の退陣を見送り。同氏が同氏との汚職を噂されるインド系富豪のグプタ家に関する調査委員会設置に合意したためとの報道。

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