デイリー・アップデート

2016年5月11日 (水)

[ドイツ] 国防省は10日、欧州に対するロシアの脅威への対処やテロ等との戦いを念頭に冷戦終結後初めてドイツ連邦軍を増員する方針を明らかにした。

[中国] 9日付人民日報に、中国は短期的な成長よりもレバレッジの解消を優先すべきだとの論説が大大的に掲載され、経済政策を巡る習主席と李総理の確執だと解説する香港筋の報道がある。

[米国] 大統領選はトランプ対クリントンとなるが、今回の大統領選での白人有権者の割合は7割を割り込む一方、ヒスパニック系は2700万人超と12%を占めるために人口動態上はトランプに不利。

[マレーシア] 5月7日のサラワク州議会選で与党連合が圧勝。2018年の総選挙に向けてナジブ首相の指導力の維持に貢献。

[バングラデシュ] 3月に発覚したバングラ中銀のハッキング被害事件(NY連銀の「バ」中銀口座から約8100万ドルがフィリピンの民間銀行に不正送金された事件)で、米連邦捜査局(FBI)は内部共犯者の存在を示唆。

[日本・モンゴル] 5月8日、日・モンゴルEPA発効のための最終調整が終了し、発効のための外交公文の交換が行われ6月7日から効力が生じることに。

[ミャンマー/銅] 5月初旬、ミャンマー国軍傘下企業と中国企業合弁のレパダウン銅山開発地区で地域住民の抗議デモ発生。2012/13年の大規模デモ後に中断、今月再開予定だった。新政権の対応が注目される。

[原油見通し] 米エネ省は5月月報でWTI原油価格見通しを、2016年は従来の34.60ドル/バレルから40.32ドル、2017年は従来の40.58ドルから50.65ドルに上方修正。足元の油価上昇を反映したもの。

[米国の核政策] 米国歴代民主党政権は核不拡散を、共和党政権は核の傘を主として推進してきた。ただ核の傘は対ロシアでは成り立たず対中国もいずれ成り立たなくなる。

[日本語教育] ベトナムの小学校で日本語が「第一外国語」として教えられることになった。初等教育での日本語教育の導入は東南アジアで初めて。

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