デイリー・アップデート

2016年5月17日 (火)

[トルコ] 辞任するダウトオール首相の後任首相選出、現職議員の不逮捕特権はく奪法案決議、大統領制への憲法改正法案提出等、これからの30日間はトルコ政治にとって激動の期間となる。

[ジンバブエ] 国内での外貨不足対策として新銀行券と預金引き出しの制限を計画。外貨不足は主に貿易赤字による。同国はハイパーインフレーションにより2009年に事実上自国通貨を放棄している。

[原油] 「原油弱気派」ゴールドマンサックスがWTIの短期的な価格見通しを引き上げ。ナイジェリアやカナダの生産障害と予想以上の需要堅調で供給過剰状態が解消との見解。但し2017年の価格予想は下方修正。

[小麦] 米農務省は、16/17年度の世界小麦期末在庫は前年度から15百万トン増の257.84百万トンと予想。しかし、中国を除いて考えると期末在庫は7.3百万トン減少し、4年振りに需給がタイト化することになる。

[代替フロン規制] G7の環境相会合で代替フロン規制が採択された。フロンの規制でオゾン破壊は小康状態となったが代替フロンは温暖化をもたらす。新たな冷媒の開発が急務。

[ロシア] 統計局が16日発表した1-3月の国内総生産(GDP)は前年同期比1.2%減で、昨年10-12月の3.8%減からマイナス幅が縮小した。今年中にはプラス成長に転換する可能性がある。

[中国] 今年1~4月の民間企業投資の伸びが5.2%と前年同期比でほぼ半減。事態を重く見た政府は調査を指示。政府網が、エネルギー、通信などの国有資本独占業種が民間に開放されていない問題を指摘。

[ブラジル] テメル暫定政権が12日に始動し、セラ外相の下でブラジル外交に今後変化が予想されるが、南米南部共同市場(メルコスル)の保護主義的傾向の見直しは大きな焦点の一つ。

[マレーシア] セランゴール州は5分野の戦略的な投資誘致に注力。①生命科学、②食品、③電気電子、④物流、⑤機械機器。とくに、アジアのハラルハブとして産業集積化を目指す。

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