デイリー・アップデート

2018年6月26日 (火)

[新興国] 新興国からの資金流出が加速している。米中貿易戦争の中で投資家は新興国から資金を引き揚げ、米国(特に国内志向の商品)へ投資している。

[欧州] マクロン仏大統領が提唱したEU軍(European Intervention Initiative)設立へ独・仏・英など9か国が署名。EU機関ではないため、離脱後の英国も参加。自然災害や危機的状況の際の避難活動支援も活動の対象。

[豪/中] 豪政府は安全保障上の懸念から、華為技術 (Huawei) の受注が決まっていた豪・ソロモン諸島間の海底ケーブル敷設事業から華為を排除し、豪国内の5G移動通信ネットワーク導入案件についても華為の参入を禁止した。

[中東和平] クシュナー米大統領顧問が中東5か国を周遊。パレスチナ問題を解決する”世紀のディール”実現に向けて、地域諸国政府の協力取り付けに回ったと考えられる。

[シンガポール] 6月25日、統計局発表の5月の消費者物価指数(CPI、2014年=100)は99.6、前年同月比0.4%上昇。前月の0.1%上昇から加速。コアインフレ率も前年同月比1.5%上昇と前月の1.3%上昇より加速。

[欧州] ドイツのIfo景況指数は6月に101.8と前月より低下した一方、IHSマークイットのユーロ圏総合PMIは54.8と上昇。欧州景気については、強弱入り混じった指標の発表が続いている。

[原油] カナダ最大のオイルサンド施設が供給障害により停止。カナダの原油生産量の10%にあたる日量36万バレルが7月いっぱい停止するとの報道によりWTI原油価格が強含んでいる。

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