デイリー・アップデート

2023年1月31日 (火)

[米国] 2月1日、今会期から新たに下院議長に就任した共和党のマッカーシー氏はホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領と諸課題について協議することになった。最も注目される議題は、連邦政府の法定債務の上限引き上げ問題である。1月19日には連邦債務が上限に達しており、米財務省は特別措置を講じている。6月にも資金が枯渇して債務不履行に陥りかねないことから、イエレン米財務長官は、米議会に対して法定債務の上限を引き上げるよう要請している。

[日本] 経済産業省によると、12月の鉱工業生産は前月比▲0.1%と2か月ぶりにマイナスになった。2022年第4四半期の生産は、前期比▲3.1%と2四半期ぶりのマイナスだった。製造工業生産予測指数によると、1月は前月比0.0%と横ばい、2月は4.1%上昇と、年末年始はならすと弱い動きになっている。総務省によると、12月の完全失業率は2.5%となり、11月から横ばい、厚生労働省によると12月の有効求人倍率も1.35倍と前月から横ばいとなっており、雇用環境は底堅かった。

[ロシア/アフリカ] ロシアがアフリカ諸国との関係強化に力を入れている。ラブロフ露外相は1月23~26日にアフリカ4か国、南アフリカ、エスワティニ、アンゴラ、エリトリアを歴訪し、ウクライナ侵攻でのロシア支援などを訴えた。ロシアは2023年7月にアフリカ各国首脳を招いたサミットを予定しており、ラブロフ氏は下準備として訪問先の首脳らと意見を交わした。同氏は、2023年2月にもチュニジアとモーリタニアへの訪問を予定している。

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