デイリー・アップデート

2015年10月5日 (月)

[ポルトガル] 4日行われた総選挙(定数230)は即日開票され、コエリョ首相率いる連立与党は104議席を獲得、政権を維持したが、安定的な政権運営が行なえる過半数には届かなかった。

[ハイパーカミオカンデ] 東京大学宇宙線研究所は岐阜県神尾鉱山にあるスーパーカミオカンデに隣接する形で、同施設の20倍の規模を持つハイパーカミオカンデの建設を計画中。

[中国] 国内需要の減退により建築用鉄筋に使われる棒鋼がトン当り1900元前後と低迷し、借金の利払いのために赤字取引を続けざるを得ない国内鉄鋼問屋の苦境を広州日報が伝えている。

[米国] ル―財務長官は連邦債務が11月5日前後に法定上限に達し、政府は借り入れが困難になるとの見通しを示しつつ、米議会指導部宛書簡の中で債務上限の引き上げを要請。

[インド] 9月、マハラシュトラ州とマディヤ・プラデシュ州の首相が訪日して投資セミナーを開催。ともに日本企業専用工業団地(プネ、インドール近郊)の開発を説明して日本企業にアピール。

[トルコ] シリア難民問題の解決にEUはトルコの協力が不可欠であるが、アサド政権を暫定的に認める動き、不安定さを増すトルコ国内の政治・経済等の理由で、トルコの協力を得るのは難しい。

[韓国経済] 消費者物価指数は前年同月比+0.6%、コアCPIは2.1%と安定的に推移。貿易面での輸出の落ち込みが目立つ。アジア向けは前年同期比で-7.8%、欧州向けは同-10.4%と減少幅大きい。

[タイ] 8月の鉱工業生産は、前年同月比-7.9%で、5カ月連続の前年割れ。新型車の生産が始まった自動車は+13%だったが、電子電気が-25%と大幅マイナス。外需内需ともに先行き不透明。

[スペイン] S&Pはスペインの格付けをBBBからBBB+に1段階引き上げた。労働市場改革の進展、輸出競争力の改善、より緩和的な資金調達環境などが理由。

[新興国] 金融業界団体IIFによると今年の新興国の資本フローはネット▲5410億ドルと約30年ぶり純流出、資金不足が長引く恐れ。インドネシアは来週景気対策第3弾発表、南アは今月の予算案次第でFitchが格下げの可能性。

[インドネシア] 中央銀行が2日に発表した9月の消費者信頼感指数は、前月から15.1ポイント低下の97.5だった。2009年2月以来の大幅な悪化となった。指数が100を下回るのは10年8月以来。

[米国] 9月の非農業部門雇用者数は14万2000人に留まり、市場予想を大きく下回った。一方、失業率は5.1%のままであり、労働参加率が減少した為。賃金の増加は緩やか。

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