デイリー・アップデート

2015年10月22日 (木)

[露イラク関係] イラク領内のIS勢力に対する米国主導の有志連合の空爆が不足していることから、イラクがロシアと接近。シリアに加えてイラクでもロシア軍の活動の可能性も。

[シリア情勢] シリア情勢を巡り、米国、ロシア、サウジアラビア、トルコの外相が23日にウィーンで会談することが決まった。ISとの戦い、アサド政権移行の手順や期間などについて協議すると思われる。

[中国] 国内最大の民営フロートガラスメーカー、FARUNガラス産業(株)(江蘇省張家港市)が清算手続きに入る。過剰生産、住宅市場低迷、販売価格下落に加え、環境保護コスト増も倒産の原因と。

[ベネズエラ] マドゥロ政権が議会に対して新予算案を10月20日に提出。同予算案ではベネズエラ産原油価格を1バレル40ドルで作成しており、昨年夏以降の油価急落は同国の財政を直撃。

[ミャンマー] 16日、中銀はホテル、免税店等の業種での外貨決済を禁止。チャット安対策が狙い。中銀は、5月のドル引出額の制限等、チャット利用を高めるべく一連の規制を実施している。

[クルド自治政府] 給与遅配や大統領任期問題等を原因に、主にスレイマニヤ県にてデモ隊と治安部隊との衝突で連日死傷者が出る等、比較的安定していたクルド地域が不安定化しかねない状況。

[インド] 9月の輸出額は前年同月比▲24%で、10カ月連続の前年割れとなった。内需が弱いことより、輸入も同▲25%となった。GDP成長率は1~3月+7.5%から4~6月+7%に減速している。

[LME] 習近平訪英に伴う英中協力の一環で、香港証取とLMEを接続する「HK-London Connect」予備調査を開始。LMEは中国企業の誘致にも注力。SHFEの国際指標化には遠く、LME価格決定に中国参加を拡大。

[インドネシア] 投資調整庁は、ジョコ・ウィドド政権が発足した昨年10月からの1年間に、総額1,650億米ドルの投資意向が示された事を明らかにした。国別では中国が610億米ドルで最多。

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