デイリー・アップデート

2015年10月15日 (木)

[中東欧] 今年8月にあった中国の株式市場の下落や人民元の切り下げの影響は、ポーランドなどの中・東欧経済に限定的だった。IMF、同地域の今年~来年の成長率見通しは、平均+3%だと予測している。

[日中] 楊国務委員が来日、安倍総理、谷内局長らと会談、関係改善の努力が続く。環球時報は中国が日本と争う価値はない、国民は高所に立ち大国の心意気で日本と友好を図れと主張。

[アルゼンチン] 大統領選挙の第1回投票が10月25日に実施されるが、与党ペロン党キルチネル派が擁立するシオリ・ブエノスアイレス州知事が優位に選挙キャンペーンを展開。

[シンガポール] 14日、金融通貨庁は為替レートのターゲットバンドの上昇率の緩和(小幅な金融緩和)を発表。経済の減速とデフレが背景にあるが、本年はこれ以上の緩和はないとみられる。

[シリア] ロシアの空爆開始と同時に、イランがアサド政権を守るため部隊を派遣。革命防衛隊対外工作部隊の最高司令官のシリア入りが確認された。サウジ等による反アサド派への支援も加速か。

[タイ] 9月の外国人旅行者数は、203万人で前年比+8.7%だった。8月まで9カ月連続で2桁増を記録していたが、バンコック爆弾テロの影響が出た模様。1~9月の旅行者数は2,214万人で、同+28%.

[アフリカ] 2014年GDPを基に年初来の為替・インフレ・成長率を使い2015年ドル建てGDPを試算するとエジプトが南アとほぼ同規模に。エジプトポンド過大評価が主因だが、エジプトが成長機会を掴めれば5年後の逆転も現実味。

[シンガポール] 通産省は14日、今年7~9月期の国内総生産の実質成長率が前年同期比1.4%だったと発表した。今年に入って最低の成長率。

[ドイツの再エネ] ドイツは再エネ導入による電力料金高騰を抑える為、2017年よりFITからFIP(Feed In Premium)に切り替える。また電力容量マーケットを国が確保する。

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