デイリー・アップデート

2015年10月14日 (水)

[マレーシア] 8月の鉱工業生産(IPI)は、製造業が牽引し(前年同月比4.3%増)、同3.0%増となった。電気電子製品の輸出増加(が背景。1~8月のIPIは同5.1%増で近隣国と対照的。

[ドイツ] 10月のドイツのZEW景況感指数は9月の12.1から1.9に低下、フォルクスワーゲン問題や新興国市場の減速が原因。

[原油] IEAは10月月報にて2016年原油市場につき、世界需要の伸びの鈍化およびイランからの原油輸出拡大で供給過剰が継続するとの見通しを示した。2015年の世界需要の伸びは5年ぶりの高水準を見込む。

[フィリピン] 8月の輸出額は前年同月比6.3%減の51億2,748万米ドル(約6,161億円)。農水産品と鉱物性製品が大きく落ち込んだ上に、主力の電子製品が伸び悩んだ。

[ドイツの再エネ] ドイツの電気料金はフランスに比べ約倍となっている。再エネ導入の為非常に高くなっているが、国民は再エネを選択している。ただし、鉄鋼、化学、金属精錬等はFITを免除。

[ドイツ] ドレスデン市で12日、大規模な難民排斥デモが実施され、政府の難民政策に対する国民の批判が高っている。オーストリアの首都ウィーンの市議会選でも11日、反難民の極右政党が躍進した。

[中国] 昨年発展改革委が公表した80件、1.6兆元規模のPPP案件で実際に契約出来たのは1/8に留まる。地方政府の体制不備や緻密な交渉で長時間を要する点を中国経済週刊が指摘している。

[スリランカ] 6日、ウィクラマシンハ首相が訪日、安倍総理と会談。従来の中国寄り姿勢からバランス外交へのシフトの現れが見られる。その機会に財務大臣や投資庁長官がセミナーを開催、投資を呼びかけ。

[トルコ] アンカラでの爆発テロで多くの犠牲者が出たが、11月1日の総選挙は決行。選挙結果に影響はないと見られており、AKPの過半数獲得は難しく、HDPは10%の足切りラインを越えるとの見方。

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