デイリー・アップデート

2015年10月9日 (金)

[マレーシア] 8月の輸出は前年同月比+4.1%で、中国、インドなど前年割れが多い中、3ヵ月連続の前年比プラスとなった。大筋合意のTPP加盟国向けの輸出は42%を占め、拡大が期待される。

[ドイツ] ドイツの8月輸出は前月比5.2%減、2009年1月以来で最大の落ち込み。

[アルミ] Alcoa第3四半期決算は減収減益。2015年生産で不振が目立つのは中国自動車(+1~2%)、中国大型車(-22~24%)。好調の付加価値品部門は「中国より北米・欧州・先進国が重要」。

[原油] 昨年に油価下落を予測したエネルギー調査機関として注目を集めたPIRAが昨日油価見通しを発表。2016年70ドル、2017年75ドルと強気の予想を好感し、原油市場は4%近く反発。

[インドネシア] 8月の小売売上高指数は前年同月比5.4%上昇。情報・通信機器が大きく上昇したほか、飲食品・たばこも伸びた。一方で、自動車燃料や文化・娯楽が2桁のマイナスとなった。

[米国] 辞意を表明したベイナー議長を継ぐと思われていたマッカーシー院内総務が立候補を断念。共和党本流と右派双方から支持される候補が現れず、事態は迷走。

[ベラルーシ] 10月11日に大統領選挙が行われる予定。最新世論調査では、現職ルカシェンコ大統領の支持率は過半数に届かない見込みで、選挙は決選投票に持ち込まれる可能性がある。

[中、英] 英国政府が社会インフラや安全に関わる原子力の領域まで中国の技術・資本を無警戒に受入れ、英国市場を”Made in China”ならぬ”Owned by China”が席巻しつつあるとBBCが批判。

[イラン] 来年2月の専門家会議(最高指導者の選出・解任権を持つ)選挙に、これまで政治から距離を保ってきた宗教家であるハッサン・ホメイニ(故ホメイニ師の孫)が立候補の可能性を示唆した。

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