デイリー・アップデート

2015年10月29日 (木)

[トルコ] 今週日曜の選挙に向けて、与党AKPやエルドアン大統領を批判する反体制メディアに対する弾圧が加速している。調査によると、投票動向は6/7の選挙時からあまり変化していない。

[FOMC] 景気は概ね安定、家計と設備投資の評価引上げ、住宅投資は好調で変わらず、純輸出は引き続き弱めの表現。雇用は就業者増については鈍化、世界経済のリスクについては懸念引下げ。投票行動変わらず。

[タイ] 9月の輸出額は188億ドルで、前年同月比▲5.5%となった。1~9月の輸出額累計では同▲5.0%。ASEAN先進5カ国向けが大幅減。輸入は同▲26.2%で、貿易収支は28億ドルの黒字。

[自動車] フォルクスワーゲンの第3四半期の決算はディーゼル排ガス不正の為、34.8億ユーロの赤字(四半期では15年ぶりの赤字)。不正に関連して、67億ユーロの特別費用を計上。

[石油メジャー] 英蘭シェルは、カナダ西部アルバータ州のCarmon Creekオイルサンドプロジェクトの打ちきりを発表し、関連損失として20億ドルを計上。原油安に加え、原油を輸送するインフラが整っていないことが理由。

[ベトナム] 外国投資局が発表した今年1~10月に認可された新規の外国直接投資と既存案件への追加投資は合計192億9,200万米ドル(約2兆3,226億円)で、前年同期40.8%増となった。

[ドル金利] FRBの金融緩和政策のせいで企業がリスク回避志向・流動性維持志向になり、その結果、設備ではなく、金融資産へ投資している。そのため生産性の伸びも低迷。

[アゼルバイジャン] 11月1日に議会選挙が行われる予定。世論調査などによると、アリエフ大統領率いる与党「新アゼルバイジャン党」が過半数を制する等、与党系候補が圧勝する見通し。

[中国] アルミ大手の中国?業が国内2ヶ所の古い電解槽を閉鎖したが、業界全体の生産能力は減るどころか、新プラントが立ち上り前年比10%増の3,950万トン。生産能力過剰問題が更に深刻化。

[米・キューバ] 国連総会でキューバ提出の米国による対キューバ制裁非難決議案の票決が行われ、賛成191ケ国に対し反対は米・イスラエルの2ヶ国のみとなり、国際社会の明確な意思が反映。

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