デイリー・アップデート

2016年1月7日 (木)

[核実験] 北朝鮮は4回目の核実験を行ったが、①制裁強化の動き、②中朝関係の行方、③韓国によるミサイル防衛導入の行方などが注目点となる。水爆だったかどうかは不明。

[ハンガリー・ポーランド] ハンガリーのオルバン首相は6日、ポーランドを訪問し、新政権の実力者であるカチンスキ党首と秘密会議を行った。二国間の関係は強化しつつ、ポーランドはハンガリーの政策モデルを模倣している。

[米国] 残り任期1年となったオバマ大統領の最後の一般教書演説が1月12日に行われるが、内政課題として銃規制強化、TPP早期批准、刑事裁判制度改革をホワイトハウスは重視する方針。

[ベトナム] 1月4日、ベトナム国家銀行(中銀)はベトナムドンを0.03%切り下げ。昨年は1%の切り下げを3回行っているが、今後、より日々の市場動向に即した為替政策をとるとみられる。

[イラン] サウジとの連帯を表明するとして、ジブチがイランとの断交を発表。さらにカタールもイランから大使を召還した。ヨルダン、エジプト等他のスンニ派諸国からもイランへの非難が相次いでいる。

[米国] ADP雇用統計の数字は良かった(+25.7万人増)が保険申請のトレンドと合致しないので雇用情勢の判断は慎重さが必要。貿易統計からは内需の強さは感じない。消費財は底堅いが資本財は伸び悩み。

[タイ] 11月の輸出金額は前年同月比▲7.4%減で、11カ月連続の前年割れとなった。全体の8割を占める工業製品が同▲6.8%減少だったが、自動車・部品は+同10.1%と堅調。

[人民元] 年初から大幅安、オフショア市場では1ドル6.76元(17.5円)まで。1月から上海市場の取引時間延長。各種規制やドル売り介入の傍ら、基準値設定は大幅安。相場観は「適正水準」「年内7.5元」と二分。

[米国] 昨年末に米石油・開発会社Swift EnergyがChapter11を申請。同社の破産は2015年にChapter11を申請したエネルギー企業として40社目、資産10億ドル以上の公開企業としては19社目となる。

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