デイリー・アップデート

2016年1月12日 (火)

[タイ] 12月の消費者物価は前年同月比▲0.9%で、12か月連続の前年割れとなった。2015年通年では、▲0.9%。油価下落、農産品市況の低迷、内需・投資の弱さが原因。回復の見通しは不透明。

[インドネシア] 中央銀行が発表した11月小売売上高指数は184.4となり、前年同月から10.2%上昇した。品目別では情報・通信機器や飲食品・たばこが二桁上昇で全体を押し上げた。

[米国] 12月の非農業部門雇用者数は29.2万人増。15年通年では、サービス業は依然堅調な増加であったが、ドル高・外需低迷により製造業は3.5万人増と昨年20万人増から激減。

[老朽火力] 2013年度末で老朽火力発電設備は2,600万kWあった。今後さらに増えて行くが、設備の更新、原発の再稼働、再エネを含む新電力でコストを上げずにカバー出来るか。

[スウェーデン] ドイツと同様に以前、移民による集団性犯罪の事件が発生していたことが分かった。野党から政府の寛容な移民受入れ対策の見直しについて批判が高まっている。

[日英中] 日英2+2会合の声明で、名指しはないが、中国は南シナ海での現状変更行為に対して批判を受けた。声明の抑制的言及は理解するが、マイナスの影響は避けられないと人民日報は反論。

[タイ] 最高裁はインラック前首相の裁判の初審問を1月15日に開く。裁判の経過によっては政治対立が深刻化することが懸念される。

[サウジアラビア] イランとの対立激化の直接要因となったニムル師処刑に関して、当初それほど重要視していなかったという意見や、イランを煽るために意図的にやった等複数の憶測が出ている。

[商品] 銅の現物価格指標LME3カ月先物は4380ドル台まで下落し、2009年以来の安値。WTI原油は2004年以来の31ドル割れ。価格を下支えしてきた投機筋の手じまい売りによるもの。資源企業の株価下落へ。

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