デイリー・アップデート

2016年1月18日 (月)

[米イラン] 核合意の履行日に合わせて両国は囚人・捕虜を交換。オバマ大統領に対する弱腰批判もあるが、醸成された信頼関係によるもの。米イラン間は国交こそないが、新たな時代に入った。

[中国] 昨年、中国の対外直接投資(金融除く)は、前年比14.7%増の1,180.2億ドルと最高記録を更新、内、「一帯一路」戦略関連では49か国に前年比18.2%増の148.2億ドルが投資された。

[ベトナム] 20日からのベトナム共産党大会を前に党中央委員会総会が開催されたが、関係者やネット上でのリークによれば、チョン書記長の留任が決定した。

[イラン] イランが核合意の履行に必要な遵守事項を完了したとして、イランに対する各種制裁の解除が発表された。今後、外資のイラン市場参入が期待されるが、様々なリスクに留意する必要がある。

[インド] 12月の消費者物価は前年同月比+5.6%で、5か月連続で上昇幅が拡大。2015年通年の消費者物価は前年比+4.9%と10年来の低率。商品市況低迷により、低インフレ継続の見込み。

[フィリピン] 11月の海外労働者送金額は、前年同月比3.2%増の21億9千万米ドル、1~11月の送金額は前年同月比3.6%増の228億3千万米ドル。2015年通年のBPO業界売上高210億米ドル達成。

[イラン・インド] 2014年、イランIGEDCはインド国営商社STCと25億ドルの鉄鋼供給契約を締結。昨年9月、出荷量不足を理由にイラン側が支払い停止。イランが制裁解除見据え、より有利な調達先模索か。

[米国] オバマ政権は、連邦管轄地の石炭鉱区リース政策を30年ぶりに見直すにあたり、今後3年新規炭鉱リースを停止することを発表。連邦管轄地は全米石炭生産の4割を占めるが、既リース地の埋蔵量が豊富なため、今後10年近くは生産には影響ない見通し。

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