デイリー・アップデート

2016年1月27日 (水)

[米選挙] トランプやサンダース候補が支持を集めるのは既成の政治に対する根深い不満が蓄積されている証拠。国民の価値観が割れていて民主主義が機能しにくい状況になっている。

[ポーランド] 米格付け会社、ポーランド新政権による銀行資産や大型小売店への課税政策が銀行部門の収益性を脅かす可能性があると警告。S&Pも今月初めに国債を1段階の格下。

[中国] 国有資産監督管理委は、今年の中央所属国有企業責任者の業績考課項目に、新規事業・新業態の構築のほか、過剰生産能力や過剰在庫の削減、ゾンビ企業の処分加速などを決めた。

[マレーシア] 26日、法務長官は1MDBの関連会社からナジブ首相に約7億ドルが送金された疑惑について、犯罪性はないとして捜査の終了を発表。ただし米国や豪州、スイスでの捜査は続くとみられる。

[AEC] ASEANを中心とする東アジアの経済統合はTPPの進展に伴い今後さらに進展する。ASEAN経済共同体(AEC)は物品分野で高い自由化を達成した。今後はサービスや人の移動の自由化に注力する。

[シリア] 1月29日(金)から国連仲介のシリア和平交渉が開始予定。アサド政権と反体制派の和平交渉となるが、北部に領地を拡げるクルド勢力を参加させるかどうかで、各派意見が対立している。

[インド] デリー準州政府は、1月前半、デリーにて実施された乗用車のナンバープレートによる乗入規制により、大気中のPM2.5が12月より20%程度減少、今後も規制を検討すると発表。

[中国] 2016年の重点目標である「サプライサイドの構造改革」のカギである国有企業改革が本格的に始動する。昨年の景気減速後の鉄鋼、非鉄金属、石炭、建材などの過剰生産能力を削減するため。

[ベトナム] 計画投資省外国投資局によると、年初から1月20日までに認可された外国直接投資(FDI)は前年同期比2倍の13億3,400万米ドル、新規のFDIと既存案件への追加投資は合わせて183件。

[韓国] 10―12月の実質GDP成長率は前期比0.6%増。景気刺激策によって民間消費は加速したが、建設投資は7-9月期の反動減に。刺激策の効果は一時的であり、海外景気の減速による輸出・企業動向の低迷から先行き予断を許さない。

[ジカウィルス] ジカウィルスが一部中南米諸国で広がりつつあり、特にブラジルの状況が深刻。ブラジル政府はリオ五輪開催を控え、対策に躍起。

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