デイリー・アップデート

2016年1月22日 (金)

[マーケット] 実体経済が堅調の割に市場のボラティリティが極めて高いのは謎。投資家のセンチメントが冷えたのか、石油業界への融資が焦げ付く可能性を嫌っているのか。

[ルーマニア] 経済が堅調な成長を続けており、15年の実質GDP成長率は前年比3.6%、16年は同4.1%になる見込み。付加価値税率の引き下げにより民間消費が活発化し、成長に貢献する見込み。

[中国] 復旦大学経済学の教授が昨年のA株市場を振り返り、現行の新株上場許可制度が非理性的・バブル的な高値を作り上げたことが最も根本的な大暴落の張本人であると述べた。

[ボリビア] モラレス大統領の4選を可能にする憲法改正に関する国民投票が2月21日に実施されることになっているが、同国民投票への賛成・反対それぞれの勢力のキャンペーンが本格化。

[イラン] 2/26に行われる議会選挙の立候補者の60%が、監督者評議会の判断で候補者リストから除外された。改革派は立候補者の1%しか残らず、ロウハニ大統領は同評議会に再考を促す予定。

[米国] 新規失業保険申請数は昨年末以降増加傾向。米国労働市場の環境が変わったことで失業率は下げ渋る可能性あり。

[インド] 12月の財の輸出額は前年同月比▲14.8%で、13か月連続の前年割れとなった。中国の人民元下落に伴い、新興国市場での競合が激化している。市況低迷により、原油輸出も縮小した。

[日本] 2015年の海外勢の国債買越額は18兆1062億円と過去最大となり国債保有額は同年9月末で102兆円と、発行済み国債の1割に迫った。マイナス金利が広がる欧州より運用益が見込めるため。

[エネルギー] 米石油開発サービス会社シュランベルジェの第4四半期決算は10億ドルの純損失。加えて、同社は1万人の追加人員削減を発表、2014年11月から合計3.4万人、全体の26%に相当する大規模な人員削減。

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