デイリー・アップデート

2016年2月1日 (月)

[イラン] 経済制裁解除後、原油生産量を日量50万バレル増産する方針を掲げているが、2油田の拡張工事が完了し、2月末から日量16万バレルの増産が可能に。

[スイス] 全国民に毎月2,500フラン(約30万円)を支給する「最低生活保障」(ベーシック・インカム)制度の導入に関する国民投票が今夏、行われる予定。世界初のベーシック・インカム導入国になるか、注目される。

[ブラジル] ブラジル南部は大雨等の自然災害により緊急事態となっている。大豆が収穫時期に入っている地域には悪い影響、開花時期にある大豆には良い影響。

[中国] バルチック海運指数低迷と並行して国営・民営の造船会社の倒産が散見される一方、大量のゾンビ企業が放置され、需要も激減、海運・造船景気の短期的回復は望み薄と中国網が伝えた。

[gogoroのヒ?シ?ネスモテ?ル] gogoroはシェアを拡大するため、昨年10月に低価格車種と4つの電池の月額制プランを発表した。そして、新しい充電器「GoCharger」が充電の利便性を更に高くなる。

[米国] 2016年大統領選の候補指名獲得争いの幕開けとなるアイオワ州党員集会が2月1日行われる。共和党はトランプ氏、民主党はサンダース上院議員という反エスタブリッシュメント候補が注目。

[タイ] 29日、新憲法草案が公表されたが、非民主的な内容であることに批判。憲法起草委は今後修正に応じる姿勢を見せた。

[マレーシアとTPP] TPPに対する国民の懸念(自動業界への打撃、関税撤廃による中小企業へ打撃、国家と投資家間の紛争解決(ISDS条項))は交渉にてマレーシアの主張が認められたことで払拭できると主張。

[イラン] ロウハニ大統領は仏・伊歴訪で、エアバス、サイペム、プジョー等と計400億ユーロ(約5.25兆円)に上る契約を締結。問題は決済手段であるが、米との取引の無い小規模銀行の動きが早い。

[米国GDP] 前年同期比の実質成長率は+1.8%で1年半に渡り2%以上のペースで成長してきたが鈍化している。在庫調整による設備投資と輸出の減少。輸出減がドル高の影響なら政治問題化する懸念も。

[国際] NGOのTransparency Internationalは、2015年の世界腐敗度ランキングを発表した。1位デンマーク他昨年同様、上位を北欧諸国が占めた。対象168か国中、同率最下位は北朝鮮とソマリア。

[米国] 1月に行われたエコノミスト51人へのFTの調査によると、2016年の間に20%の確率で米国はリセッションに入るとの見方が最も多かった。2015年12月に実施された調査では次の2年間で15%の確率。

[ベトナム] 統計総局によると2016年1月の小売売上高は前年同月比11.7%増の297兆7,000億ドン(約133億米ドル)。前月比でも3.5%伸びた。

[税制] 現在の税制は製造業を念頭においた体系で、Eコマースや知的財産が国境を超える時代に合わず。抜本的な改革が必要だが複数の国家間の利害調整は容易にあらず。

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