デイリー・アップデート

2016年2月5日 (金)

[不良債権] 金融緩和策の結果、中国等で巨額の不良債権が蓄積されている。早く処理した方が銀行も身軽になって貸し出しも戻るが、慎重に進めないと倒産の連鎖を招く恐れも指摘されている。

[カザフスタン] ブルームバーグが発表したインフレ率と失業率の合計である「2016年のミザリー(悲惨)指数」ではカザフスタンは世界で最も不幸な国、トップ10に入った。原油安と通貨暴落が経済悪化に繋がった模様。

[コロンビア] 左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)との和平合意期限が3月23日に迫る中、サントス大統領が訪米し、和平合意後の二国間協力についてオバマ大統領との首脳会談で協議。

[マレーシア] 民間研究所による2015年第4四半期のビジネス条件指数は87.1で、3か月連続で基準の100を下回った。弱い内需、低迷する油価、リンギット下落、外需、特に中国経済の動向が影を落としている。

[フィリピン] 日系企業(特に製造業)の進出意欲が高まっている。ジェトロに寄せられるフィリピンへの相談件数は過去5年で倍に増えている。

[中国] 中国化工集団はスイス農薬種子メーカーのシンジェンタを430億ドルで買収することに合意。中国の遺伝子組み換え作物の規制緩和をにらんでの買収か。懸念点は対米外国投資委員会の調査。

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