デイリー・アップデート

2016年2月19日 (金)

[景気刺激策] 先進国の中銀ができることは限界に近づいている。政治家が重い腰を上げて財政政策を復活させる必要がある。放置すればポピュリズムの危険。

[ウクライナ] 議会で連立を組んでいた親欧米派の与党5党のうち、3党が相次いで離脱し、2014年に成立した連立政権は事実上崩壊した。ポロシェンコ大統領が解散総選挙に踏み切る可能性もある。

[アフリカの貧困] 一人当たりGDPの伸び悩みは食糧穀物生産性が低く、資本集約的な資源投資が拡大したことにより、雇用創出が限定的な産業構造が原因。産業多様化への政策転換・推進が必要

[中国] 経済観察報は、2016年の中国の貨幣政策について、マネーサプライが大幅に増加する、工業への資金貸付が二極化する、銀行の不良債権処理が加速されるなどの趨勢になると報じた。

[米・キューバ] オバマ大統領夫妻が3月21-22日の両日キューバを訪問することをホワイトハウスが正式に発表。2015年7月の国交正常化から僅か8ヶ月後の訪問となる。

[インド] 2016年1月の消費者物価は前年同月比5.7%増と、6か月連続で上昇幅が拡大した。食料品、特に豆類の高騰が続いている。経済界は中銀に対し一段の政策金利の利下げを希望している。

[世界] 世界銀行東京事務所は昨日、世界経済見通しに関するセミナーを開催。世界経済の4つのリスク、新興国からの低成長余波、金融市場の混乱、長期低迷、地政学リスク等に関する見解をプレゼンした。

[インドネシア] 中央銀行は17~18日に開いた月例会合で政策金利を25ベーシスポイント引き下げて7.00%とする事を決めた。

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