デイリー・アップデート

2016年4月4日 (月)

[インドネシア] 3月インフレ率は4.45%。食材の上昇率が9%を超えた事が全体を押し上げた。一方、タイの3月のCPIは-0.46%と15ヶ月連続で下落した。

[英国] 先週、インド鉄鋼大手タタ製鉄が英国撤退を検討すると発表し波紋。買い手がつかず売却は難航か。政府支援にも賛否両論。英国鉄鋼業や周辺産業の雇用減に懸念。欧州業界再編必至。

[サウジ] サウジ副皇太子は、2兆ドルと世界最大のソブリン・ウェルス・ファンドを軸に国内外投資を促進し、原油依存からの脱却を図る戦略を提示。戦略の一環として2017年か2018年に国営石油会社のIPOを計画。

[気候関連財務ディスクロージャー] G20の指示の下でタスクフォースがディスクロージャーの評価方式等の作成を進めている。脱炭素化は投資活動でも無視できなくなっている。

[アゼルバイジャン] 同国からの独立を主張しているナゴルノ・カラバフ自治州でアゼル軍と同自治州に駐留するアルメニア軍との間で、激しい軍事衝突が起き、多数の死者が出た。94年の停戦後、最大級の戦闘となった。

[南アフリカ] マンデラ元大統領と共に投獄されたカスラダ氏がメディアに対し手紙でズマ大統領の辞任を要請。最大野党は既に弾劾要請の手続き開始。地方選挙の結果次第では辞任の可能性も。

[南米] 充電式電池の材料として注目されるリチウムはチリ、アルゼンチン、ボリビアの「リチウム・トライアングル」が主要生産地。政策の変更や政権交代で同地域でのリチウム開発に外資企業が注視。

[ミャンマー] 3月31日、アウンサンスーチの役職として「国家最高顧問」を創設する法案が上院に提出、近い将来に成立する見込み。

[米国雇用統計] 失業率の上昇は労働参加増が背景。製造業の雇用減、サービス業では雇用増の傾向は変わらず。賃金は上昇しているが緩やか。

[イラン] 2016年2月15日に中国義烏市からテヘランを結ぶ鉄道ルートが開通したが、さらにイランは外資参入を積極的にすすめ国内・国際鉄道網を拡大し高速鉄道を発達させようとしている。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

20人が「いいね!」と言っています。
<  2016年4月  >
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30