デイリー・アップデート

2016年4月8日 (金)

[豪州] 豪政権が可決を目指す豪建築・建設委員会(ABCC)の再設置法案は、労働党の支持基盤である労働組合を監視することを目的とする。労組を巡る議論は自由党と労働党間で長年議論が続いている。

[エジプト] サウジのサルマン国王がエジプトを訪問。今後5年間で200億ドルのエネルギー保障、15億ドルのシナイ半島開発支援、さらにサウジ企業による40億ドルの民間投資も発表される予定。

[オーストラリア] 格付け最高位の豪国債購入が増加したため資金流入が増えている。そのため、豪準備銀行は豪ドル高を懸念。外国中央銀行による2015年豪ドル保有額は34%増の1770億豪ドル。

[マレーシア] 3月末時点の外貨準備高は970億米ドルと3月15日時点から9億ドル増。インドネシアは前月末から3%増の1075億米ドル、フィリピンも前月末から7億ドル増の826億米ドル。

[ファイザー] 節税を狙ったとされるアイルランド企業との合併断念を発表したが、米政府が税制の運用を変えたことに対し、米企業が不利になるとCEOが反論。

[ロシア] 国内鉄鋼メーカーは2015年、ルーブル安の恩恵を受け、記録的な利益を達成した。だが、内需の落ち込みが大きく、昨年の生産量は大幅に縮小した。

[中国] 全人代期間中の給与未払い抗議デモで注目された龍煤集団は、政府援助と資産の切売りで急場をしのぐ毎日。同社は現役社員+OBで44万人を擁する国有企業で根本的な解決は難しい。

[ブラジル] 大統領弾劾の是非を検討している下院特別調査委員会は弾劾手続きを進めるに十分な理由があるとの調査報告案を公表。同特別委員会での票決は4月11日にも実施される見通し。

[ミャンマー] 新政権のアウン・コー文化・宗教相がイスラム教徒を差別する発言を行い、急進派仏教団体の指導者と会談したことで批判を浴びている。

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