デイリー・アップデート

2016年4月13日 (水)

[ロシア] IMFは12日に発表した最新の世界経済見通しで、ロシアの2016年の成長率の予測をこれまでの▲1.0%から▲1.8%に下方修正した。今年も景気の後退が一段と深刻になるとの見方を示した。

[南アフリカ] IMFがGDP成長率を下方修正。2016年、17年の予測はそれぞれ0.6%、1.2%。ズマ大統領のスキャンダルに伴う政情不安、金融・財政政策の緊縮傾向、輸出の伸び悩みが背景。

[中国] 「地下水の8割が飲めない」とのメディア報道に対し、水利部は、北方にある観測点の浅い地層の地下水の内、8割が飲料水の基準を満たさなかったと説明したが、実態の全容は未公表のままになっている。

[中南米] 米州開発銀行(IDB)は世界経済の減速、コモディティ価格の低迷等の影響により2016年の中南米・カリブ海諸国地域の平均経済成長率をゼロ成長又はマイナス成長と予測。

[インドネシア] 第1四半期の税収が前年比2.1%減。政府は5月に歳入を減額した修正予算案を国会に提出する方針。財政赤字はGDP比2.1%から2.5%に上がる見込み。

[IMF] 16年の経済見通しは実質GDP成長率で年3.2%へ引き下げ。先進国1.9%、新興国4.1%だが中国は6.5%へと0.2%ポイント引上げられた。リスクは金融不安の再燃や潜在成長率の低下による長期低迷。

[原油] 年初来高値更新(ブレント$44.81)、200日移動平均超え。サウジ・ロシアが増産回避で合意したと一部報道&FT主催会合で石油商社幹部が底入れの認識示す。過剰在庫が足枷となり今後の上昇は緩慢。Fitchは16年35ドル・17年45ドル予想しサウジのソブリン格付けを1段階引き下げ。

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