デイリー・アップデート

2023年5月11日 (木)

[米国] 労働省によると、4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+4.9%となり、3月の+5.0%から鈍化した。上昇率は、2022年9月の+9.1%を直近ピークに10か月連続で縮小している。約2年ぶりに5%を下回ったものの、FRBの2%の目標に比べると、物価上昇率が依然として高い状態が継続している。また、食料品とエネルギーを除いたコア指数は+5.5%と、2023年初めからほぼ同じ伸び率であり、物価の基調があまり弱まっていないことがうかがえる。

[ウクライナ] ゼレンスキー大統領は、対ナチスドイツ戦勝記念日を5月8日に変更する方針を表明した。ウクライナはこれまでロシアと同じ5月9日を戦勝記念日としてきたが、ロシアと決別する姿勢を示した形である。5月9日については今後、ナチスとロシアに対するヨーロッパの団結を示す「ヨーロッパの日」にする考えを示した。

[米国] 5月10日、ホワイトハウスのジャン=ピエール大統領報道官は、6月22日にインドのモディ首脳が国賓訪米することになったと発表した。G20議長国に就任しているモディ氏は、5月19日から開催されるG7広島サミットにゲストとして招待されている一方、バイデン大統領は、米国連邦政府の法定債務上限引き上げ問題を巡り与野党対決が続いている状況に鑑み、G7広島サミットにオンライン出席する可能性を示唆した。同日、モディ氏の6月の国賓訪米が発表されている。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

20人が「いいね!」と言っています。
<  2023年5月  >
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31