デイリー・アップデート

2023年8月18日 (金)

[日本/米国/韓国] 8月18日、日米韓3か国の首脳が米国の「キャンプ・デービッド」で会談を実施、北朝鮮と中国に対する抑止力を高めるための3か国協力の強化を目指す。米ホワイトハウスのインド太平洋調整官であるカート・キャンベル氏は、ブルッキングス研究所での講演で、日米韓の年次首脳会議のほか、首脳レベルの3か国ホットラインを開設することが合意される予定と明らかにしていた。安保協力を制度化することで、たとえ各国の政権が変わっても、3か国の安保協力が維持されることが期待される。

[インドネシア] 8月16日、政府は、2024年度(暦年)予算案を国会に提出した。同予算案では、実質GDP成長率を前年比+5.2%に設定し、歳入は2023年見通しから+5.5%(2,781.3兆ルピア)、歳出は+5.8%(3,304.1兆ルピア)と見込んでいる。インフラ予算については、2023年度見通しから+5.8%の422兆7,000億ルピアで過去最大規模。地方などを含む道路補修・整備やスタジアム建設、東カリマンタン州に移転する新首都「ヌサンタラ」の建設費(40兆6,000億ルピア)などに213兆7,000億ルピアが充当されるもよう。

[日本] 総務省によると、7月の消費者物価指数(総合)は前年同月比+3.3%となり、6月と同じだった。電気・ガス価格激変緩和措置が上昇率を▲0.99ポイントほど押下げているので、これがなければ+4.3%程度の上昇率になり、1月(+4.3%)とおおむね同じ伸び率を維持している計算になる。生鮮食品を除く総合、いわゆるコア指数は+3.1%となった。上昇率は前月から0.2ポイントほど縮小したものの、2022年4月以降、2%超を維持している。

[ウクライナ] 8月17日、ゼレンスキー大統領は、兵士の徴兵、召集にあたるウクライナ各州の軍事委員会トップを全員解任する大統領令に署名した。同委員会のもとで活動する各地の徴兵事務所において、兵役免除と引き換えに賄賂を受け取るなどの汚職が相次いだための措置という。徴兵事務所の汚職は、国内メディアで大きく報道され、政権は厳しい対応を迫られていた。

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