デイリー・アップデート

2022年9月15日 (木)

[カザフスタン] 中国の習近平国家主席は9月14日、中央アジアの隣国カザフスタンを公式訪問した。トカエフ大統領と会談し、中国・カザフスタン国交樹立30周年を記念して、共同声明を発表した。両国間の包括的・戦略的パートナーシップを新たな段階に推し進めたいとの意欲を示した。習近平国家主席とトカエフ大統領は9月15-16日に隣国のウズベキスタンで開催される上海協力機構の首脳会議にも出席する予定。

[米国] 9月13日に投票が行われたニューハンプシャー州の一連の共和党予備選挙ではトランプ前大統領に同調している「MAGA(Make America Great Again)候補」と呼ばれている超右派の候補が共和党候補の指名を獲得し、11月8日の本選挙で現職の民主党議員に挑むことになった。トランプ氏に近い候補を共和党が擁立したことで民主党は無党派層を取り込んでかえって戦い易い展開になるものと考えられる。

[アルゼンチン] 大豆の輸出に対して「大豆ドル」と呼ばれる特別な為替レート(1ドル=200ペソ)を採用したことにより、9月第1週の大豆の輸出は210万トンと大幅に増加した。公式為替レートは1ドル142-143ペソで推移する中、農家は通貨の切り下げの憶測により大豆の販売を控えていた。尚、前週の輸出はわずか26万8100トンだった。

[中国] 9月13日、国務院常務会議は、エネルギー保障能力の向上とグリーン発展の促進を図るため、計画済みで条件が整った福建省漳州市第2期(121.2万kwx2)、広東省廉江市第1期(100万kw級x2)、計4基の原発プロジェクトの着工を認可した。同会議の4月の認可分と合わせ今年の認可数は10基となり、投資総額は約2,000億元(約4.1兆円)と見込まれる。本年6月末現在、中国の原発は稼働中が54基、発電設備容量5,578万kw(世界第3位)、建設中及び認可済みが23基(同1位)。

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